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【れぽ】IMAGINARIUM

▷junaida展 「IMAGINARIUM」

先日、東京都立川市にあるPLAY MUSEUMで開催されている junaida展「IMAGINARIUM」へ行ってきました。
私が行ったのは土曜日でしたがそれほど混んでいなく、快適に鑑賞できました。
あまり広くはないはずの会場がなぜかとても広く感じる展示デザインでした。
そして、約400展もの展示はどれだけ見ていても飽きない、素晴らしい作品ばかりで圧巻でした!

▷画家 junaida

今回の展示の主役は画家のjunaidaさん。近年では、絵本作家としても活躍されていて今回は初の大規模個展です。

▷光と影の表現

junaidaさんの絵はポップでありながらどれも細かい所まで精密に描かれている印象でした。中でも光と影の表現がすごく印象的でした。
絵に影を描く時にはぼかしなどを入れて光と影の境界線をはっきりさせない場合が多い気がしていましたが、junaidaさんの絵には光と影の境界がありました。それでいて少しも光と影が分離しているように感じさせない、不思議な感覚がありました。
また、水彩をうまく利用した色の混ざり合いや重なりが美しく、淡白でない表現がとても素敵でした。

▷様々な系統

前述の通りjunaidaさんはポップな色使いで絵を描く画家という印象でしたが、展示の後半に行くにつれて、別のタッチの絵を見ることができました。

「IMAGINARIUM」にて筆者撮影

こちらはポップというよりも綺麗、素敵、そんな言葉が似合う絵です。そんな雰囲気の絵を見ることができる後半の展示は一面高級感が漂う赤いカーテンに飾られていて、ホームページにも書かれている通り、本当に宮殿のような空間でした。
綺麗で素敵でエレガントな雰囲気を纏い、そしてどこか影や闇を感じる絵が印象的です。

▷むすび

今回取り上げた以外にも、絵本の中で実際に描かれた絵やjunaidaさんがこれまでに手がけたポスターや装丁画など、様々な展示がありました。
中でも、絵本『の』にはこんなストーリーの立て方、見せ方があるんだと発想力の高さに驚かされました。
たくさんの絵、そして様々な系統の絵が展示されているこのjunaidaさんの個展できっとあなたのお気に入りの絵が見つかります。
立川では2023年1月15日まで開催されています。
少しでも気になった方はぜひ足を運んで、光と影を自身で体感してみてください。

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