冥音

めおです。 美術と読書とげーむがすき。

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    私が訪れた美術展やその他の企画展などのレポをまとめています。

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    私が読んだ本をちょっぴりご紹介しています。

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【れぽ】マティスー自由なフォルムー

先日、国立新美術館で開催されているマティス展に行ってきました。 平日だったこともあり、それほど混みあっておらず比較的ゆったり鑑賞することができました。 ▷アンリ・マティス マティスは野獣派(フォービズム)を代表する画家です。 穀物商の家に生まれた彼は、父親からの期待もあり法曹家を目指していました。しかし、虫垂炎を患ったことで暇潰しにと母から贈られた絵具箱をきっかけに絵を描きはじめ、20代で絵の道へと歩を進めることになりました。 当初、美術学校でアカデミックな教育を受け、ル

    • 【れぽ】イヴ・サンローラン展 ー時を超えるスタイルー

      ▷イヴ・サンローラン展 先日、国立新美術館で開催されている「イヴ・サンローラン展」に行ってきました。 サンローランの幼少の頃から、現代に続く自らの「イヴ・サンローラン」まで彼の人生と共に振り返る日本初の回顧展です。 ▷イヴ・サンローラン フランス領アルジェリアに生まれ、「ディオール」に就職したイヴ・サンローランはクリスチャン・ディオールの急死を受け、ディオールのデザイナーとして華々しいデビューを果たしました。 「モードの帝王」とも称された彼は、最初のコレクションから数々

      • 【れぽ】テート美術館展 ーターナー、印象派から現代へー

        ▷テート美術館展 先日、国立新美術館で開催されている「テート美術館展」に行ってきました。 ターナーや印象派の画家たちが生み出してきた描写から現代に至るまで芸術家たちがどのように光を表し、作品に生かしてきたかがテーマとなっている企画展です。 絵画や写真、インスタレーションなど様々なジャンルん作品を見ることができました。 ▷テート美術館 まず、テート美術館とはイギリス政府が所有する美術品を管理しているテートという組織が運営する美術館のことで、イギリス国内に4カ所あります。ま

        • 【れぽ】ガウディとサグラダ・ファミリア展

          ▷ガウディとサグラダ・ファミリア展 先日、東京国立近代美術館で開催されていた「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました。 今回の展示では、ガウディの類まれなる発想の糸口からサグラダ・ファミリア建築の歴史までが詳細に語られています。 来場者が多かったことや展示品の多さなど相まって、なんと見終わるまでに約4時間半ほどかかってしまいました。 それでも、学ぶことが多くとても有意義な時間になりました。 この記事を読んでくださる皆様に少しお裾分けします。 ▷アントニ・ガウデ

        【れぽ】マティスー自由なフォルムー

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          【れぽ】ABSTRACTIONー抽象絵画の覚醒と展開

          ▷ 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォービスム、キュビスムから現代へ 現在アーティゾン美術館で開催されている「ABSTRACTION」展に行ってきました。 今回の展示は約260展にも及ぶ様々な時代の抽象作品を楽しむことができる美術展です。 理解するのが難しいと思いがちな抽象画の幅広い作品を見ることができ、理解を深めるのには最適です。 撮影が許可されている部分も多く、いくつか写真を交えて紹介します。 ▷抽象画 今回取り上げられているのは主にフォービスムとキュビスムです。

          【れぽ】ABSTRACTIONー抽象絵画の覚醒と展開

          【れぽ】ルーヴル美術館展 愛を描く

          ▷ ルーヴル美術館展 愛を描く 現在国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展」に行ってきました。 毎度のことながら週末はどこも人が多くて大変です。 今回の展示はルーヴル美術館に所蔵されている作品の中でも特に「愛」をテーマにした作品を約70点集めたものです。 「愛の概念をどう描画されてきたのか」が見どころの一つです。 ▷ルーヴル美術館 ルーヴル美術館は1793年に開館したフランス、パリの国立美術館で幅広い時代の作品が38万点以上も所蔵されています。 展示スペースもか

          【れぽ】ルーヴル美術館展 愛を描く

          【れぽ】エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才

          ▷エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 だいぶ前のことになってしまいましたが、4月9日まで東京都美術館で開催されていた「エゴン・シーレ展」に行ってきました。 週末に行ったので会場は老若男女問わず多くの人でいっぱいでした。 シーレの他にもほぼ同時期に活躍していたクリムトやココシュカなど互いに影響しあった画家たちの作品も含めた数多くの作品を見ることができました。 ▷エゴン・シーレ エゴン・シーレは1900年代前半に活躍したウィーンの画家です。常識に囚われない作風で若

          【れぽ】エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才

          【れぽ】マリー・クワント展

          ▷マリー・クワント展 先月、渋谷のBunkamuraで開催されていたマリー・クワント展に行ってきました。 化粧品や小物類のイメージも強いマリー・クワントですが、今回の展覧会では60年代くらいのファッションにフォーカスがあてられており、その活躍と業績を追う形での展示です。 平日に行ったこともあり、それほど混んでいなく快適に鑑賞できました! (基本撮影禁止の展示だったため、今回はレポのみでお楽しみください) ▷マリー・クワント デイジーのお花が目印のブランド、『マリー・クワ

          【れぽ】マリー・クワント展

          【冥音の本棚】もしも徳川家康が総理大臣になったら

          ▷『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 先日、眞邊明人さんの『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を読了しました! ビジネス小説と冠したフィクション小説ですが、こまめに注釈が入っていて政治や歴史に詳しくない方でも読みやすいと思います。 また、初めの方のページに最強内閣の内閣図が載っているため、登場人物たちの関係性も簡単に見返すことできます。 ここから先はネタバレが含まれますので、ご注意ください。 ▷最強内閣の決断力 この小説は二部構成になっていて、第一部は最強内閣の

          【冥音の本棚】もしも徳川家康が総理大臣になったら

          【れぽ】IMAGINARIUM

          ▷junaida展 「IMAGINARIUM」 先日、東京都立川市にあるPLAY MUSEUMで開催されている junaida展「IMAGINARIUM」へ行ってきました。 私が行ったのは土曜日でしたがそれほど混んでいなく、快適に鑑賞できました。 あまり広くはないはずの会場がなぜかとても広く感じる展示デザインでした。 そして、約400展もの展示はどれだけ見ていても飽きない、素晴らしい作品ばかりで圧巻でした! ▷画家 junaida 今回の展示の主役は画家のjunaida

          【れぽ】IMAGINARIUM