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本当は小説家になりたかった。

はじめまして。他の誰でもないけど、何者にもなれない僕です。

僕は小説が好きです。
ライトノベル、純文学…どちらも好きです。
どちらも誰かが書いた誰かに向けた物語で、そこには僕ができなかったことを疑似体験ができる無限の可能性があるからです。


嫌なことを嫌と言ったり、悪漢をボコボコにするヒーローみたいな人間になれるのです。



ところがどっこい。僕はしがない会社員です。
本当にしがない会社員です。


今の僕はヒーローとは言えない…助けられる側の弱い人間なのかも知れません。
でもヒーローはこの世界にはいません。いたとしても僕のことを助けてはくれません。きっと優先順位は低いでしょう。
何故ならヒーローは見た目が弱い人の味方だからです。
僕の体型は一般的に見れば全然弱く無いのです。男というだけで助ける側に回らなければいけません。不条理だとは思いませんか?
僕はそう思います。思ってしまいます。

ではどうしたら良いか?


僕がヒーローになればいいのです。(作ればいいのです。)


僕のこの文章を読んで誰かが救われればいいと思うし、僕が誰かを助けた実績を残したい。


あわよくば自叙伝なんかになったりして、ブックオフで売られたい。
誰かの手に取られるまで置いていて欲しい。
誰かが読んだという実績が欲しい。
立ち読みされて「この本、別に面白く無いな」なんて思われて本棚に戻されたいし、100円コーナーに並べられて欲しい。
Amazonのレビューで酷評されたっていい。
僕が生きていたという証が欲しい。
それだけなのにそれが難しいんですよね。

本当は小説家になりたかった。
中学の担任には「君ならなれるよ!夢を諦めるな!」と熱烈なメッセージを頂きましたが…
高校の担任には「それでは生きていけない。堅実に会社員になりなさい。出版社とか色々あるから!」なんて言われました。

友人としては中学の担任がベストですが、人生の先輩であり大人としては高校の担任が模範解答なのだと思います。

高校の担任が言うのなら…と普通の大学に進学し、全然違う職種に就いています。
担任よ、ありがとう。そしてありがとう。



高校時代の僕へ
今の僕はあの頃の僕が望んだ仕事でお金を稼いでいません。
平々凡々と生きています。
いや、平凡よりも少しだけ幸せなのかも知れません。
小説を書きたいだなんて戯言をSNSに書き込んで発信しているのだから。

池袋は16時辺りから酒臭い。だが、それも良いと思える年齢になりました。そうです。おっさんです。




この文章を通して何が伝えたいのかというと…
僕のWikipediaを作ってもらいたい。

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