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初診の15分後に外科手術しました(ガチ)

行くまでが地獄。
手術後は普通に歩いて帰りました。


こんにちはメルカです。

このnoteでは日々のちょっと役立つ情報を中心に色々な雑記を発信しています。お暇な方や時間を潰したい方はぜひ読んでってくださいね。


メルカが実際に「粉瘤」(ふんりゅう)という皮膚疾患になり「手術」をする話です。


ちょっと(物理的に)痛い話なので「痛そうな話は嫌」って人は読むのはここまでにしておいてください。

フィクションでも何でもなくメルカが2021年11月に経験したガチの外科手術の話です。

〇このnoteを書こうと思った目的

同じような症状を発見した時に知っていれば早めに対処できるし、放っておいたり悪化させてしまう危険をシェアしたかった。

事前知識があると自分や周りの皮膚を見た時に皮膚疾患の可能性を考えることができて早めに対処できる。

実体験に基づいた話なのでリアルな情報を伝えられる。
ぶっちゃけ、これはひょっとして粉瘤かもって思った人がこのnoteを見に来てもらえれば良いと思って書き残しています。

これは自分(メルカ)の備忘録でもあります。


このnoteの内容を具体的に記しつつもう一度言います。

太ももに「粉瘤」があったので外科手術でメスを入れて切開して取り除いた話です。

見たくない読みたくないって思った方はここまでにしておきましょう。


一応断っておきますが、写真の類は一切載せません。
ネット上の写真ほどグロくはないかもしれませんが、やっぱり見ていてあまり気分の良いものではないですからね。
それに個人差も結構あると先生は仰っていました。

でももしそういう症状を自分の身体で発見した時は多少の安心材料になるかもしれません。

※ちなみにクリニックの先生にはSNSに書いて良いか聞いて了承を得ています。

「粉瘤」(ふんりゅう)は誰でもかかる可能性のある皮膚疾患です。


1度でも粉瘤の手術を経験された方からすると、「あーあれか。」というだけの話ですが、外科手術をしたことがない人にとってはメスで身体を切られるということ自体に強い恐怖を覚えるかと思います。

自分がそうでした。
クリニックに行くまでは痛そうでドキドキしたというか非常に憂鬱でした。

もちろん予約段階で覚悟していたのでクリニックへ向かう足が止まることはありませんでしたが。

ではまずメルカがなぜ粉瘤ではないかと気づいたのか。

箇条書きではありますが、フローチャートはこんな感じです。

気付き ➡ 情報収集 ➡ 予約 ➡ 当日診察(初診) ➡ 手術 ➡手術後

順に説明します。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


〇気づき~情報収集


なんか身体を洗っている時に太ももの辺りにニキビか何かが出来たと思いました。
その内治るかなと思って放置。

1週間後、少し盛り上がっていることに気づきます。
なんかどこかにぶつかって腫れたのかな?とメルカは考えました。

数日後、円状に数cmほどの赤身があり、微妙に痛むような熱いようなよく分からない状態。
これはおかしいかもと感じます。

※この時点で何であろうと皮膚科か形成外科に行くことをオススメします。
何でもないならそれで済む話です。

翌日、ほのかに赤い円状の真ん中から少しズレた場所ににきびのような肌色で1mmくらいのぷくっとした突起が出来ていました。
潰すと小さな穴が空きそうです。

そこでようやく粉瘤を疑い出します。

ネット検索での高そうな可能性は脂肪腫(しぼうしゅ)・ガングリオン・粉瘤辺り。

・脂肪腫 全身どこでもできます。

女性や肥満者に多いとされている良性の腫瘍。

幼少期に発生して数十年かけて育つ為、40-50代で大きくなり気が付き助けを求め病院に行くことになる。これはこれで怖い話です。

自然に消えることはないそうです。塗り薬でも消えないとの事。
でも良性とはいえ腫瘍です。放っておくと大きくなるので早く切除した方が良いかもしれません。再発率は低いそうです。

・ガングリオン 手や関節に多いですが全身どこでもできます。

ゼリー状の腫瘤(しゅりゅう。こぶのこと)であり、小さいのから大きいの、または柔らかいのから堅いのまで様々だそうです。

神経を圧迫した際などは痛みも生じます。

手や関節にできやすいですが、全身どこでもできるそうです。

自然治癒する可能性はあります。
痛みやしびれがなければそれもアリかもしれません。
ですが、他の原因の可能性もありますから、皮膚科や形成外科に行っておいた方が良いのは確かです。

思い返してみるとあれはガングリオンだったのかなって思う方もいるのではないでしょうか。

治療法は注射針でゼリー(細胞)を吸い取ったり押しつぶしたりするそうですが、自分で潰すとそこから最近が入って別の状態になる可能性があるので医者にやってもらった方が安心なのは確かでしょう。

・粉瘤(ふんりゅう) 全身どこでもできます。

いよいよメルカが手術した粉瘤の話です。

実際に粉瘤だった実体験を元に上記2つより詳しく解説します。

粉瘤は何らかの原因(原因は数多に考えられる為、基本的に不明です)で、皮膚の下に何かが原因で袋が出来てしまい、その袋には穴が開いています。
その中に老廃物などのゴミが溜まっていきます。
気付いたらその袋が大きくなり皮膚がぷくっと腫れたりします。

原因としては皮膚からばい菌が入って皮など細胞が膜を作り袋を形成したり、ニキビを潰したり掻いたりして炎症を起こすことで皮膚が少しへこんでひっくり返り気づいたら袋が出来ていて粉瘤になったりするみたいです。

でもまぁ粉瘤ができているからといって原因がコレ!と特定するのは難しいようです。

一見ニキビと見分けが付かないことも多いようです。
自分も最初そうでした。
皮膚表面に突起(穴)ができないパターンもあるそうですね。

軟膏を塗っても治りません。
もっと皮下の内部の袋が原因なんですから。
表面上をどうこうしたって中の老廃物を取り除かないと治ったと言えません。

自分で掻き出そうとするのは細菌感染の観点から非常に危険です。
環境を整えた医者がやるべきです。

放っておいて何かの拍子に袋が破けると炎症を起こします。
そして身体が異物を体外に出そうとします。
表面のどこかに穴ができてニュルっとした肌色だったり血交じりな老廃物が出てきます。
ちなみにその老廃物はめちゃくちゃ臭いそうです。

人によってはそれで治ったと勘違いしてしまいますが、中の袋の穴から漏れたものですので、また老廃物が溜まったら痛みを伴って体外に出そうとするでしょう。

その穴の存在によりいつまでも細菌感染・ばい菌が入ってくるリスクが付きまといます。

だから医者に行くべきなのです。

低確率というかごく稀ではありますが、悪性の腫瘍の可能性だってあるそうです。


〇予約


前置きが長くなってしまいましたが、上記を踏まえてようやくクリニックの予約をすることにしました。
ここで自分が思ったのは「粉瘤とかの専門医に診てほしい」でした。

家の近くに皮膚科や形成外科はありました。
でも色々な皮膚関連の病気など広義の疾患も治療対象に含まれる(当然のことですが)ので対象の処置の経験値が分散されている可能性を考えました。

サイトには粉瘤や脂肪腫の治療も大手術でなければやっていますみたいにと書いているところもあります。
診察して無理そうなら処置ができる病院やクリニックへの紹介状を書いたりしてくれます。

※実際には相手もプロの医者です。そんな偏見をすべきではないのですが、実際に自分の身体にメスを入れるとなると自分も臆病になります。
毎日粉瘤・脂肪腫などの手術をやっているピンポイントな専門医にまかせたい気持ちが強かったのです。

そして辿り着いたのが新宿のとあるクリニックでした。
あえてここで名前は出しませんが、そこは粉瘤・脂肪腫などの名前がクリニックの後ろについていました。

そしてドクターも粉瘤などについて動画で図解解説されていたので多少安心できるかもと考えて予約をしました。

予約はオンラインにしました。「当日手術希望」かどうかとあったので、迷わず「当日希望」にしました。
本能で手術をするとなってから日数をおくと恐怖がくると感じたのです。
(その日で全部終わらせてくれ!)という心境でした。

予約可能時間を選んで送信。すぐに予約完了になりました。

〇当日の診察(初診)


当日新宿にて診察を受ける。
ぬるっとした塗料を塗ってエコー(内部)検査。
10秒で終わる。
患部を確認して予約日から自分で毎日撮っていた写メも見せる。
ふんふん頷くドクター。

「んー多分粉瘤かなー」との事。(適当に言わないで)
10-20分後に手術することが決まる。(そんなに早く!?)

まぁ自分で当日手術希望してますからね。

(自分にとって)一番肝心な手術中の痛みについて聞きます。

「局所麻酔をします。炎症していると麻酔は効きずらい可能性があります。痛みがあったら言ってください。麻酔を増やします。」

初めての外科手術。
むしろ眠らせてくれとも思いますが、短時間の手術でそこまでやることはありません。不安な自分に優しく丁寧に仰ってくださいます。

「みんな最初は不安で怖いですよ。でも麻酔が効いて何か押されてる感覚だけになるので、最初の麻酔の注射だけチクッとするけど我慢すれば大丈夫。」

もう信じるしかありません。
「…お願いします。」

〇手術


自分の患部は太ももで正面だったので、仰向けのままベッドの端に少し寄ってドクターが施術しやすい形に。

まず局所麻酔の針がチクっときます。
歯医者の麻酔と違って皮膚表面からですから風で吹きかけられないのは仕方ありません。
そして患部を開いて処置しました。

注意点。痛いと思ったら変に我慢しないで痛いと言った方が良いです。
でも麻酔が効くと痛いとは言っても鈍い痛みになります。
絶対に患部が動かないようにしてください。別の所が傷つきます。

麻酔の効きが悪い部分に麻酔を追加してくれますし、会話でのやり取りしていると少しずつ時間経過で麻酔が回ってきて痛みはどんどんなくなっていきます。

ぐにぐに押される気持ち悪さはありましたが、別のことを考えたりしてやり過ごしました。

なのであとは精神の問題。
粉瘤を除去して糸で縫います。
自分の場合は初期の段階で来た為、1針で済みました。
手術時間は15分かかったかどうかくらいです。

相手は粉瘤手術のプロ。手術中もそこそこ会話していたと思います。

これが数か月、1年と放っておいてでかくなっていくと大変です。
徐々にでかくなりますし、手術も大がかりになってきます。

それに費用面でも小さい方が安く済みます
ちゃんとしたクリニックのサイトなら〇cm以下ならいくらが目安とか載っているはずです。

自分のリアルを話すと数センチ未満でしたので最小。
保険証で3割負担。
初診代と手術費用、術後に自分で家で使うガーゼや傷口に塗る軟膏(処方箋を持って調剤薬局にて)込みで11000円くらいでした。


〇手術後


手術が終わって糸で縫い終わると外傷用の軟膏を塗ってもらい、ガーゼを付けてテープで止めます。

太ももでしたが、普通に歩けます。麻酔で全然痛くない。
自然と患部の方の足はあまり体重を乗せたり力を入れないようにしてましたw

麻酔が切れた時の痛み止めは自分で何か持っていればそれで良いし、欲しいなら処方して貰えます。
カロナールを貰いましたが、結局1錠も使いませんでしたね。

麻酔が切れてもほとんど痛くなかったのですが、個人差や部位の差はあるでしょう。

お尻に出来ていた人とかどうしても寝ている時に負担がかかる患部の方の場合は絶対痛み止めはあった方が良いと思います。

1~2週間後に糸の抜糸の為に再受診の予約。

その間はお風呂は控えてシャワーのみ。患部はボディソープで優しく円を描いてシャワーで流す。

シャワー後は軟膏➡ガーゼ➡テープで患部保護。
(ガーゼの真ん中に軟膏付けて軽く押し付けつつテープを貼るといいです)

約1週間後、再受診しました。
診察室で普通にさっと抜糸。
患部を診てテープ保護してその上に傷薬系のヒルドイド(ヘパリンクリームという名前の場合もあります)という軟膏を塗って染み込むようにして処置終了。

再受診では1000円くらいでした。

最低でも2週間は運動しないようにと言われる。
1ヶ月くらいで傷跡が堅くなり、半年くらいで傷痕もなくなることが多いけれど、傷が残る可能性もあるので気になる方は相談した方がいいです。

またおかしいと感じたら自己判断せず来てくださいと言われ終了。



お疲れ様でした!

文章がやたら長くなってしまい申し訳なかったです(;´・ω・)

とにかく皮膚がおかしいと思ったら内部で何かなってる可能性があるので形成外科か皮膚科に行ってくださいね(>_<)

ちなみに形成外科か皮膚科どっちに行った方が良いのか迷ったら形成外科にしといてください。

皮膚科は投薬メイン。形成外科は手術系メインのイメージで良いです。

でもそれもあくまで目安です。
ドクターも専門・得意分野・個人差があります。
形成外科でも皮膚科でもその手術が得意な方にやってもらうのが一番ですね。

長々とお付き合い頂きありがとうございました。

粉瘤の疑いがある人の不安を少しでも減らせたら良いんですけどね(;´・ω・)

もしこのnoteで分からないことや補足説明が欲しかったら気軽にコメントしてください。
自分が分かる言える範囲でしたらお答えします。

では今回はこんなところでノシ

メルカ

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