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”人見知りの極み”でも得られるモノ

10月に入った途端に涼しくなった。
夏が苦手な私にとって、待ちに待った秋が来た。
毎年、秋は短い。知らぬ間に冬になる。
短い秋の期間を堪能したいと思う。


自分にとって、久しぶりに「刺激」のある日だった。
前日からなんとも言えないぎこちなさと、違和感があった。これは一種の「緊張」からくる症状の1つだ。そして今日、昨日から続く違和感がピークをむかえ、待ってましたとばかりに吐き気が来た。

私は、酷い人見知りだ。

年々酷くなっているように思う。職場の新入社員や研修生が来ただけでも辛くなる。環境が変わるという違和感が辛くて仕方が無い。
出会う相手によって症状は様々だ。
初見でも普通に話せる人もいる。
けれど、全く駄目な場合もある。そうなると、目を合わせられない、またはひたすら見続ける。その上、一言も話せない、震える、そして自分の爪の甘皮をむき出す。酷いものだ。シャッターを完全に降ろしてしまう。それも数十枚も。

どの状態になるのかは、会ってみないと分からない。
だから余計に怖い。

今回も勿論、発動した。
けれど、とにかく相手の目を見ること、話す事、話を聞く事。そして相手に興味を持つこと。それだけに集中した。それが正解なのか間違いなのかは分からない。ただ、自分にできる事をした。

その人は、穏やかという言葉が似あう人だった。
話し方も空気感も穏やかだった。今まで出会った事が無い人。
でも、好きなものに対する「好き」という感情には素直な人だった。

自分に持ち合わせていないモノを持つ人に出会うのは、とても貴重だ。
「こういう人になりたい」とか「こういう空気感を持ちたい」とか。
お手本にできる人が居るというのは良い事だと思うからだ。
年齢を重ねる毎に、新たに誰かに出会う機会は少なくなる。
だから、1つ1つを大事に。

たとえ、関係性が長く続かなくても。

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