オンラインでつながりたがる人

政府による自粛要請の影響でタイトルのような人が増えていると思う。
思うと書いたのは、しばしばニュースで目にするようになったからだ。

オンラインでつながるというのは、
それぞれの自宅からインターネットを利用して、ゲームでアバターを使って友人たちと集まったり、
ビデオ通話をしながら酒を呑んだりと様々な形態をまとめた表現である。

つまり、日ごろ対面で行っているレベルのコミュニケーションをインターネットを利用して再現しようとしている、というものだ。

僕は、なぜこんなにもつながりたがるのか、という疑問を持っている。
オンラインでつながる楽しさを否定するわけでもないし、適度に利用する分にはどちらかといえば肯定側である。

僕が気になっているのは、どうも独りでは過ごせないようになってきているのではないだろか、ということだ。
過剰ではないだろうか、という意味だ。

いつでも誰かとコミュニケーションがとれる環境に慣れ過ぎて、他者の存在が身近に無いと不安や物足りなさを覚えるのかもしれない。

自粛が叫ばれる毎日では、我慢や疲れは少なからずあるだろう。
けれど、折角の外出自粛週間なのだから、日ごろなんとなくやっている習慣も自粛してみるのもいいかもしれない。(ダジャレではありません。)
その時初めて依存しているものを認識できるだろう。
そして、それは本当に必要なのだろうか。

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