同年代のほとんどの人と同じように、わたしにも睡眠の悩みがある。なかなか眠れない、夜中に何度も起きてしまうといったことである。
 眠れないときには、精神科で処方されている導眠剤を(ピルカッターで切って2分の1)服むことにしている。だが、夜中に目覚めるのはいかんともしがたく、加齢もあるから仕方ないと思っていた。
 ところが、この1週間ほど、ほぼ夜中に起きなくなった。そして朝の「あーよく寝たぁ」と目覚める「すっきり感」が段違いに高まった。

 その秘密は作家の辻仁成にあった。毎朝、同氏の日記を読んでいるのだが、ある日タイトルを見た瞬間、仰天した。「最近、よく眠れるようになった。その驚くべき理由の一つがわかった!!!」とあったからである。

 上にリンクを貼ったが、ひとことで言うと「携帯(スマホ)の充電をベッドから離れた場所でやるように」したということだ。たったこれだけである。
 スマホから電磁波が出ていることはわたしも知っていたが、充電器につないでいると電磁波測定器が振り切れるほど電磁波が出るという。そこまでは知らなかった。毎晩、わたしも枕元で充電していたので、そんなに強い電磁波を枕元で浴びていたのだ。
 これは恐ろしい。早速やめよう。というわけで、夜は睡眠前に充電しておき、スマホは玄関に置くようにした。
 すると、翌朝さっそく「あれ? 昨夜は目が覚めなかったなぁ」と効果を実感した。
 それから1週間。ずっとスマホを玄関に置いて寝るようにしたら、夜中に起きることが激減した。毎晩、かならず数回目が覚めていたのが、せいぜい1回になった。
 これはすごい。不眠歴20年のわたしだが、ほんとうにびっくりである。夜中に目覚めることなく、睡眠が疲れをとるということを、やっと実感したのである。
 不眠に悩む方は、ぜひスマホを別室において寝ることを、つよく、つよく勧める。

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