社内にはなぜか、相手の立場になって考えられない大人が結構多いですよね。

そして、標的を見つけるとここぞとばかりに
攻撃してくる人がいます。

そんなうるさい大人に
黙ってもらった時のことを書きたいと思います。

詳細は伏せますが
そのクレーマーはこちらの仕事ぶりが
気に食わなかったようで
ある日、私のチームメンバーAに電話をしてきました。

なんで勝手にそんな事をしたんだ、と。

Aは、そんなつもりはなくて…って話をして
すぐに関係各所へ電話をして、軌道修正したんです。謝罪とともに。

ここまで瞬時にリカバーして
なんなら対応早くて素晴らしいってくらい。

なのに、クレーマーはその後ネチネチと
ボスや関係者を入れて長文メールを送ってきて
どういうつもりなのか説明しろと。

Aはまた返信で謝罪をして、
今後はこれでいいですかって質問を投げたのに
まーたネチネチと送ってきて
怒りおさまらぬクレーマー。

そちらも色々大変なのはお察ししますけど
人だから間違えることはあるし、謝ってるし、
しかも、歩み寄った方法を再度提案してるし

それなのに、社員の思考をコントロールしようとするのは止めて頂きたいですね。

…言いたい事はまだまだありますが
私がその後どうしたかって言うと

Aもヒートアップしつつ
メンタル的にダメージを受けていて
適当な返信をしていたんですよね。

クレーマーとは距離を置いたり、
相手にしないようにしたりすることは
メンタルを保つのには正解ではあるんですが
クレーマーには逆効果な事もあります。

クレーマーって大体、かまってちゃんですよね。

Aの対応を見ていた私は、誰かが二次対応をしないと収拾がつかないのではと思い
嫌だなぁと思いつつ意を決して
横入りしてクレーマーにメールを返信しました。

ボスがしろよとは思いますが、
あぁいう時って身を潜めて逃げますよね。

すると、クレーマーから私に電話が来ました。

最初は普通の質問だったのに、
段々とお説教になっていって
早く切りたいなぁと思いつつ話を聞いていました。

私のターンが何回かあったのですが
私が喋るのにかぶせるように
間髪入れずにぶわぁーっと喋ってきたので
怖くてこっちもメンタルがズタボロに。

同じ社員なのに「おっしゃる通りです」
って電話口で何回言ったことやら。

途中から涙が止まらなくなって
でも、相手に悟られるまいと
最後は震える声で電話を切りました。

正直、この時はすごく後悔をしました。
なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだろうと。

そして、ようやく気分が落ち着いた頃に
再度メールする必要があったので送り付けて
もうこれでええやろ…って思っていたら

まーた着信。
スルーしてもまーたくる。

挙げ句の果てには、
また電話しますっていうメール。

いや、メールに書けぇ！

クレーマーの特徴として、
口が立つっていうのがありますよね。

でも、ここからです！

どうしたものかなぁと、Aと相談したり
ボスも心配してくれたりはしたんですが
相変わらずボスは今は出る幕じゃないと思っているらしい。

世の社会人はどう乗り越えているんだ？
と思い色々調べてみましたが
距離を置くとか、聞く耳を持たないようにするとか、本質から逸れた事しか出てきませんでした。

私はやっぱり電話に出なきゃいけないのか？
上司にでも言いつけてやろうか？
と考えこんでいたところで
ふと、頭に浮かびました。

「本人に言えばいい」

それだ！！
回りくどく上司から言ってもらったって
止めてくれるかなんて分かりません。

私は、クレーマー本人にメールを出しました。

内容を要約すると
「あなたの頭の回転が早すぎて私の頭では追いつかなくて、私が悪いけど考え込んじゃってメンタルバランス崩れるからメールにしてくれん？」
という感じです。

実際は、もう少し賢そうな文面です笑

相手のプライドを傷つけない、
言い訳はしない、
これに気をつけながらメールを打ちました。

しばらくは何をしていても
この事ばかりが頭をよぎって
食欲も落ちていました。

悪化したらどうしよう…
また電話が来たらどうしよう…

でも、私は本当のことを言ったまでです。
何も害を与えることは言っていません。

アホやなぁと思われてもいいです。
電話で聞く耳も持たずに一方的に言われるのは苦手だと、相手に伝えたかっただけです。

電話は充電が切れていたので
怖くてそのままにしておきました。

すると、クレーマーから返信が来ました。

「この件は終わりにしましょう。」

勝ったーー！！！
てかそもそも、
お前が言うてきたんやないかーーい！！

メールに書けないようなことを
電話でなら言えると思っていたら大間違いです。
私ならスピーカーにして録音します。

会話は録音されますっていうの、
社内電話でもアナウンス流せないかな笑

自分の教育方法を過信しないで頂きたい。

ケースにもよりますが、
社内の人なら相手が鈍感な場合はこんな感じで
本人に直接伝えてみるのもひとつの手だと思ったのでした。

最後までお読み頂きありがとうございます！