最近の記事

価値を自ら判断する子どもを育成するには

#問いを立てるデザイン はじめに 竹下先生の講義(2019年7月11日)は、第3パートすべての内容につながるようなものに思えた。エビデンス(ファクト)の話は興味深く、エビデンスとして利用できるものが増えるなかで、エビデンスに依存しない選択肢を持つということは必要だと感じた。  さて、私は教育を専攻しているため、最後の方で竹下先生が言った「自分の考えを発信することは教育を受けたものの義務だと思う」ということに少し反応した。また、教育学界隈でもエビデンスという言葉が一人歩きして

    • 政治参加と教育を考える

      はじめに  とんふぃさんの話(2019年7月4日)はとても興味深かった。政治参加とテクノロジーを上手に融合させていたと思う。いくつか疑問に思う説明もあったが、私個人としては、とんふぃさんの考えはおおむね同意でき、興味を持った。  それを踏まえて、教育(特に学校教育)に関する研究をする者として、また非常勤だが既に教壇に立っている者として、学校における「政治参加」の取り扱い方について、主に近年の論文や紀要を中心に検討していく。 文献Review 前田・塩沢(2019)では、選挙

      • 性の多様性に学校教育はどう向き合うか

        #問いを立てるデザイン はじめに 長谷川先生の講義(2019年5月23日)は、途中で受講生から不適切な発言があり、若干内容が偏ってしまった感覚を覚えるが、性の多様性について考えるよいきっかけになった。  さて、私は教育に携わる研究をしており、近年増えている性の多様性に関する問題については、これまで表出してこなかった問題が表出してくるのではないかと考えている。非常勤だが学校に勤めており、今一度どう向き合うことが必要なのか、学校ではどう向き合っているのかを整理する必要がある。本

      価値を自ら判断する子どもを育成するには