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私はあなたじゃない。

先日、パートさんに言われたこと。

「それは○○さんだからですよ。」

この意味は、あなたにとっては普通に出来ることでも、それはあなただからであって、私ではないから。私はあなたとは違うんですということ。

常々思うのですが、人には素質というものがあって、得手不得手は絶対あるし、それは教育したところでどうにもなるものではないということ。

生まれ育ってきた環境下で出来ているものだったり、先天的なものであって、後天的に身に付かないものです。

例えば、どの仕事をやらせても効率がいい人がいたとします。その人がこういう風にやれば、効率よく仕事が出来るよと実践して教えたとしたとします。

しかし、その相手にはそれが身に付きません。それは、その素質がその人にないということだと私は思っています。

これは私が今1番悩んでいることですが、同じ仕事をやってもらってもかたや1時間かかる人と、10分で終わらせてしまう私がいます。

しかもその1時間かかった人は、その仕事さえ不正確で結局やり直しになる訳です。

それを教えるのももう何度目か分からないくらいで、数日経過するとほぼ0になっているのです。

けれど、やる気がない訳でもないし、辞める気がある訳でもないのです。それがその人の全力なのです。

冒頭で述べた言葉を私に放った人は、一緒に働いて3年が経ちますが、漢字は書けないし、数字は計算出来ません。

でも、そこまでの人なんだと諦めるしかないのです。求めたところで、そう言われてしまうのだから。

働くパートさんに苦労があるように、パートさんを管理する上司である私にも苦労があるって分かって欲しいのです。

「疲れた。」とか「辞めたい。」とか言われる身になって、ちょっと言葉に出す前に考えて欲しいのです。

人間なんです、私もと言いたいです。

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