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アンパンマンで泣く女


こんばんは、めるもです。


みなさん、涙腺の具合はいかがでしょうか。


私の涙腺は、常に崩壊スレスレです。


生来わりと感動しやすい方だったのですが、
最近、というか年々、感動して涙を流す頻度が高まってきました。


涙腺崩壊の進行に気づき始めたのは、高校生の時です。
本屋に行ったとき、絵本コーナーが懐かしくて立ち寄ったのですが、
「おとうさんはウルトラマン」シリーズをパラパラと立ち読みしたところ、


『ヴヴッ…!』(涙腺崩壊)
と、瞬く間に目に涙が溜まり始めました。


夕方の絵本コーナーで、マフラーに顔を埋めて一人涙を浮かべる女子高生。
「家庭でなんかあった感」がすごかったと思います。
それ以来、迂闊に絵本コーナーに立ち寄ることをやめました。


涙腺もろみの弱点としては
 ・子どもが頑張ってる系
 ・子どもが一人でできるようになったよ系
 ・親子愛
 ・動物系のアレコレ
 ・誰かが誰かのために頑張る姿

などが挙げられます。


特に最後の「誰かが誰かのために頑張る姿」は、アニメ好きな私にとって大敵なのです。


だって大抵のアニメ、誰かが誰かのために頑張ってるもん


いつぞやのAmazonプライムで「デジモンアドベンチャー」というアニメのシーズン1が見放題になってまして、
デジモン世代ど真ん中だった私は早速観に行ったのですが、第1話で泣きました。
しかも5回泣きました。


1. オープニングが懐かしくてエモくて涙
2. 主人公とデジモンが出会うシーンに涙
 (君たち、この後めっちゃ絆深めあうんやで!うわーん!!と最終話から勝手に思いを馳せる)
3. デジモンが主人公を守ろうと戦う姿に涙
4. デジモンと主人公の気持ちが通じ合って、デジモンが進化する姿に涙
5. デジモンが主人公を守ろうと戦う姿に涙(敵がしつこく追ってきた)


1話観終わる頃には、涙、鼻詰まり、および泣くことによる頭痛に襲われ、その日は1話で終了しました。


懐かしさ補正の涙もありましたが、そもそもこの「デジモンアドベンチャー」という作品では、
デジモンが主人公を守りたいと思う気持ち、そして、
主人公がデジモンを思う気持ちが引き金となって、デジモンが進化して強くなっていくのです。


まさに、
誰かが誰かのために頑張る姿の権化のような作品
そして毎回何かしらのデジモンが進化します。

現在16話まで観ましたが、もれなく全ての回で号泣しました。



そんな涙腺もろみな私がたどり着いた極致は、

名作「アンパンマン」です。


涙腺が崩壊したのは、
毎話、誰かのためにバイキンマンと戦うアンパンマンの姿。ではなく、

ジャムおじさんがアンパンマンの顔を焼いているシーンです。


誰かに美味しく食べられることよりも、
バイキンマンに汚されたり、濡らされたりすることが多いアンパンマンの顔。
そんな顔の末路を知りながらも、健気に焼き続けるジャムおじさんの姿に涙が出ました。


20代でこの有り様なので、将来の涙腺が心配です。

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