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ハクナマタタな人生

年はとっくに明けましたが、今日は年末の話を。

今回
心身共にうまくいっていない人間にとって、
年末年始は焦りと闘う時期なのだと気づかされました。

どのメディアも

”今年もお疲れ様でした”
”来年も / 今年も良い一年になるよう頑張っていきましょう”

と、口を揃えて労ったり励ましたり。

商品やお店のCMは

”今年がんばったあなたへ”
”自分へのご褒美を”
”新年は身の回り品を新調しませんか”

と、わたしたちに語りかける(そして購買意欲を刺激する)。

自分自身がこんな状態になってはじめてわかった。

こんな言葉たちを真っ直ぐに受け止められるのは
自分が健康で充実している印である。

世間に溢れる”年末年始のテンプレ文”を前に
わたしのこころはこんな具合に叫ぶ。

みんな頑張ったんだなあ
頑張れるのうらやましいなあ
わたしは一年何も成し遂げられなかった
自分にご褒美なんて滅相もない
金がねえ!

などなど、、、
落ち込む&激焦りである。

気持ちは
一番落ちてた秋の時期くらいに
また逆戻り。

年末年始ってしんどい人にはしんどいんやねえ。
新たな気づきでした。

そんな中でも、というか
そんな中だからこそなのかな?
元気をもらったものもあって。

それは
2曲の歌でした。

今日はそのうちの1曲を深掘りして書きます。
タイトルでもうバレバレですが、、笑


遡ること
2022年最後の金曜ロードショーの日。

お風呂からあがると、実写版のライオンキングが放送中でした。
(※以下、若干ネタバレありますので見てない方はご注意を)

わたしがお風呂からあがった時、
物語は佳境へ。

かわいすぎる子シンバがヌーの大移動に巻き込まれ
助けに来た父を目の前で亡くすシーンです。

ライオンキングはアニメでもミュージカルでも何回も見ているのでわかります、一般的にここが物語の中で一番悲しいシーン。
ふつう泣くならココ。

でも今回のわたし、ココで涙は出ません。

最近のわたしは
感情というか脳というか
そのへんがぶっ壊れているのだと思います。

だから
そのすぐあと、別のシーンで
号泣することになるなんて
思ってもみませんでした。

あるシーンで、ある歌で
こころがブンブンに揺さぶられたのです。

それは
子シンバが新たな仲間と出会ったとき
風のように軽やかに流れるこの歌。

♪ 悩まずに生きることさ~

ライオンキングではおなじみ
♪ ハクナマタタ ”Hakuna Matata”。


凄くいい曲。

でも
ストーリーやハクナマタタの歌を知っている方なら
よくわかると思います。

ここ、、そんな泣くような感動シーンでは、ない。

今までわたしもこのシーンで泣いたことはありませんでした。

どちらかというとポップで
サクサクと歩きたくなるリズム。

プンバァのつらい過去を語りながらも
それを昇華するようにメロディに乗せ
おふざけもある
楽しい曲。

でも泣いたんです。

なぜ?
自分も悩まずに生きれるようになりたいから?

でも、、

現実的に
悩まずに生きるなんて無理です。

悩まずに生きようと言いつつ、
この歌に出会ったあとのシンバでさえ
悩みや葛藤を抱えます。
しかし、やがて自分のやるべきことを見つけて立ち向かっていきます。

自分の涙の理由を
わたしはこう考えます。

この歌のポイントは

ハクナマタタ 悩まずに生きる

これはあくまで彼らの「モットー」だということ。

完全に悩まず生きることは不可能だけれども

「ハクナマタタ 悩まず生きる」

それを自分たちの
モットーに、
信念に、
一個の行動指針にすることにより、
少しだけ肩の荷が降りて
ちょっと無責任な生き方ができたり
なにも考えない時間やなにもしない時間を許容できたりするのかも

その考え方と前向きな言葉とメロディに元気をもらって、不意に出たプラスの涙だと思います。

シンバはこれから、
様々な責任と立場に悩みつつも
ハクナマタタをモットーに
自分らしく王の役目を果たしていくのでしょう。

今日は疲れたのでこのへんで。

2曲目については次の記事で。

みなさんもたまには
”ハクナマタタ~”なひとときのある人生を。


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