見出し画像

人はそれぞれ違うものを見ている。

お花の講師をしている時 プライベートレッスンでよく生徒さんの想像の世界に触れることが楽しかったです。
とはいっても 私はお手伝いをするだけですが

私が作った お手本や見本などは提示せず 
生徒さんに作りたいものを考えてもらい 作るというフリースタイルのレッスンをしていました。
(↑テーブルアレンジなら 器を選んだりそしてそこから基礎もお伝えしています。)

最初は『難しい』とみなさん言われるのですが 少しずつ形が見え始めると 

『もっとこうしたい‼️』


と自分の思いを伝え始めます。

時にはイメージが形にならないと 作ったものを一度リセットさせたり  苛立ちを出すこともあれば まわりが氣になり くらべたり 焦ったり 
そんな時に私は 『どうしたいの⁉️』と尋ねたうえで いくつかアドバイスをします。
生徒さんがどれを採用するのか または そこからのヒントで何をイメージするかなど 本人が考えるスタイルです。
以前 花を向けたい方に花が入れれない😭と言ってきた生徒さんがいました。
確かに基礎通りでいくと難しい……  なので思い切って 基本とは真逆のことをアドバイスしたりもしました。
『他のお教室では許されないかもだけど 笑っ』と言いながら。
自分が作りたいものを作れば良いのだよと だってココは趣味の場なのだから柔軟にやってみよう。

もちろん基本をお伝えした上でのことですが 
ここでは自分が頭に思い描いたものを形にしていくときに その基本通りではできないときもあります。
そんな時には 違う方法を試してみる。

プロ養成の講座ならこういうわけにはいきませんが 自分のものを作るのに枠にとらわれる必要はありません。 時には

常識を疑う 常識をやぶってみる

そんな冒険もしてみる。そして だんだん独創的な自己の世界に入っていく ひとつの瞑想に近いです。

苦労して作り上げた作品は ホント唯一無二のもの みなさん誇らしげに お互いの作品を見せ合い 工夫したところやこだわったところなどを話したり 人の感性に新たな発見をしたりと 一度のレッスンの中にいろんな体験が盛り込まれます。
私自身も 嫉妬してしまうほどの素晴らしい作品を皆さん作るので 逆に焦る事もしばしば😅

※ こちらの作品も生徒様の作品です。
同じフレームにひまわりという共通のテーマを持ちつつも 思い描く世界の違いがハッキリとみえます。

そんななか よく生徒さんから
『YUKIKOさんのアドバイスがあるから作れたのです。』といわれます。

どんな風にものを捉えるのか どんな風に表現するのか 見せ方やバランスなど 生徒さんとは違う視点を提案する事で 相乗効果が生まれ出来上がっているのだと。
そして 嬉しい事にみなさん 自分の作品を本当に大切にしてくれます。 シーズン毎に飾る方や 何度も手を入れリニューアルさせていく方など

※上の写真は 板材にバラの共通花材を用いていますが ピンクの方は優しくナチュラルに グレーの方はダイナミックにシックに 板材を大きく使って表現 グレーの方の作品は のちにクリーム色のバラへとリニューアルさせました。
下の写真は 以前 器でのアレンジで使った紫陽花をリースへとリニューアル こちらもとてもステキに仕上がりました。

作る楽しさと そして 

自分のイメージを形にする 

うまくいかないこともありますが それも経験❣️

そして 人はそれぞれ同じものを見ても 捉え方が違うこと 表現の仕方が違うことなどいろんな事を氣づいていってくれます。

自分を表現する 

これは自分を知ってもらうためにもとても大切な事で 相手を理解する事にもなる。

そんな深い事をしているつもりはなかったですが 生徒さんたちが ココでの経験をそう教えてくれました。
私が心がけていることは 私のサポートがなくても 自分でつくれるようになってほしい‼️
そんなことをいつも意識しています。

私たちの日常 コレも表現ですよね。
今日も素敵な1日を❣️

YUKIKO

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?