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めしたべおが思うジュニア年代で身につけておいて欲しいこと【サッカー技術編】

ってことで書いていこうと思いマッスル北村

今回は「ジュニア年代の選手に求めるサッカー技術編」ってことで、書いていきます

最近、noteとか指導について書きたい欲があるんで、知りたいこととか書いて欲しいこととかあったらXでもnoteのコメント機能でもいいんでくださいな

ちなみに、

これは完全にめしたべおの求める選手像なんで、1つの暇つぶし程度に聴いてください

では早速書いていこう


1.駆け引きをしながらドリブル

※ここはめっちゃ長いです笑。大事にしてる部分なんでつい長くなりすぎましたので大目に見てください🙇‍♂️

理由は「駆け引きはサッカーで最も必要な技術」だと思っているから


僕がサッカーを愛している理由はなんと言っても、

駆け引きが上手ければ、アスリート能力が低いとされる選手でも活躍できるところです


デカイ選手相手に小さくて能力がない選手がスルスルかわして突破できたり、

筋肉モリモリでフィジカルが強い選手が何度もぶつかりにいこうとするのに、線が細くて今にも折れそうな細い選手が相手に触らせずヒョヒョイとプレーしているところを何度も見てきました


これって最高じゃないですか?

これがサッカーをやる理由でしょ

そう思うんです


でも、

少年団の選手や地域のジュニアを見かけることが多いんですけど、

「いけぇ!」
「走れぇ!!」
「負けるなぁ!!」
「やりきれぇ!!」

コーチングの9割がこの4つで占められてるなと


その度に僕は思うんですよ

「それってサッカーじゃなくてええやん」って


体が豆のように小さい選手や、動きがあべこべで運動が苦手な選手など、

身体も充分に発達していないような小学生たちにパワーやスピード、ガッツを求めるんです

そりゃすぐ辞めていきますよ


だからこそ、相手と駆け引きをする技術や意識づけを教えてやって欲しいなと思います

そうすれば、豆のように小さい選手でも試合中に相手にぶつかられずにサッカーができる。

それどころか、でかい相手やパワーを持つ相手をおちょくったり、操ることができる。

サッカーが楽しくないなんて思いをしなくて良くなりますよね

むしろ、サッカーが楽しくて仕方がなくなるはずです


実際に、

早生まれで身体も豆のように小さく、試合に出られずベンチだった選手が、

駆け引きを磨き続けて今じゃスタメン。

大会優勝に欠かせない存在になりました

「さっきから駆け引き駆け引き言うとるけど、」
「駆け引きってつまりなんやっ!!!」
「駆け引きの正体を教えろ!!」

はい、確かに駆け引きの正体を言ってませんでしたね

僕は駆け引きを「相手に重心を出させてその逆をつくプレー」と定義しています


どれだけパワーを持っていようが、相手に触らせなければパワーなんてないも同然だし、

スピードのある選手なんて、スピードを出させなければ怖くはない


そういった、

相手の重心を操る意識やプレーを小さい頃から磨いて身につけて欲しいと思っています


「うん?でもドリブルじゃなくてもいいんじゃ、、、?」

おっしゃる通り

ぶっちゃけ、相手の重心を観察してその逆をつく意識さえあれば手段はパスでもシュートでもなんでもいいです

それだけでも駆け引きは十分磨かれます


でも、

ドリブルが最も駆け引きを磨きやすく、伸ばしやすい技術なんですよ


だって、

1人で磨くことができるから


パスやポジショニングや、その他のプレーで駆け引きしようとすれば、必ず「味方」の存在が必要になる

でも小学生年代ってサッカーを始めたての選手がほとんどだし、

なんなら、突然入団するサッカー未経験者もたくさんいるでしょ?


だからチームで駆け引きをやるってめっちゃ難しいんですよね

最近、チームで戦術や小難しいことをやろうとしてるチーム増えてますけど、僕があまりお勧めしない理由もここにあります

でもドリブルなら1人からまずトレーニングできる

1人でも相手を見て、相手を誘って逆をつこうとチャレンジできる

そういった部分でも、ドリブルで駆け引きを磨くことは育成の効率も良いんです


「こいつら突っ込んでも取られへんって!!」
「おい!!足出すなって!!」
「お前ら何ふざけてんねん!!守備ちゃんとせえやぁ!!」
「見てやんとボール取りに行けやぁ!!」

上記のようなことを相手チームのコーチや選手が何度も言っていたら、駆け引き集団の出来上がりです笑

めちゃくちゃきもちいですよ〜。ぜひそんな変態集団を目指してください


サポートさせている小学5年生のパパさんコーチはちょっとずつ駆け引きができる変態集団に進化してきました

そういった駆け引きのできる選手がうちのチームに入団してくれたら、たべおは泣いて飛び跳ねて喜ぶでしょう、、、笑


そんな選手にロンドを仕込めば、夢のボールポゼッション率99%も夢じゃない。グヒヒ、、、

って冗談はさておき、

「駆け引きをどうやって磨くのか?」はこっちのnoteでもっと詳しく書いてるんで、気になった方はぜひ覗いてみてくださいな


2.パスを思った通りに味方に届ける

今教えてる選手がまぁぁぁ、パスをズラしまくる

今でもかなりマシになりましたが、

「お前わざとやってるやろ、、、」って突っ込みたくなるくらいズラすんですよ

特に少年団やスクールでサッカーをやってる選手ほどズラします

おそらく「やりきれぇ!!」ってコーチングが理由なのか、全てが曖昧なのです


一方で、

初心者やほとんどサッカーをやっていない選手ほどパスをずらさない

それはおそらく僕が「曖昧」とか「なんとなく」が嫌いだからでしょう


初めから初心者の選手には「ちゃんと味方に届けなさい」と指導してるし、練習させます


別に「パスの優先順位」とか「パスの原則」とか、そんな小難しいことはどうでもよくて、

自分が思ったところには正確にパスを出せる技術を磨いて欲しいです

「曖昧」とか「なんとなく」とか、そういった甘さを減らし続けることが重要でしょう


3.空間把握能力(ボールの落下地点を間違えない力)

空間っぽいイメージ

身長は全然デカくないし、ジャンプ力も決して高いわけではない。

でも、やたらとヘディングが強い選手が2人ほどいます


彼らは「ボールの落下地点を間違えない」んですよ

むしろ、それだけでヘディングは勝てるんだなと見るたびに思います

(コーナーでもゴールを量産してるので間違いなしです)


これは指導者をやっていて驚いたことの1つでした

昔はジャンプ力や高さが重要だと思ってたんですけど、そんなことは決してないなと。


一方で、

空間把握が弱い選手はクリアボールを被ったり、処理が下手で大ピンチを招いちゃうんですよ


僕のチームはポゼッションスタイルなんで、ルーズボールの回数は少ない方ですが、

他のチームはロングキックとクリアの応酬なんで、落下地点をまちがえる選手はチームとして致命的かなと


で、この空間認知能力をどう鍛えるかですけど

ヘディングのやりすぎはジュニア年代としてはよろしくない

だから、キャッチボールでフライをキャッチするとかいいんじゃないですかね


ヘディングが強い選手のうちの1人は小さい頃によくおばあちゃんとキャッチボールをしてたって言ってたし、

野球部もヘディング強いって聞くから多分、効果あるかも

逆に教えてください


4.前を向ける(ターン)


やっぱり前を向けるって素晴らしいですよ

特に、

狭いスペースや相手が来ていない状態をわかってターンを選択できる選手は最高です


相手が来てない状態でターンって結構簡単そうに見えてできない

おそらく「ボールをとりあえず止める」って文化が日本にあるからじゃないかなぁ


相手が来てようが来てまいが、まずはその場で後ろ向きにボールを止める

あれは間違いなく「ボールをしっかり止めろぉ!!」の弊害だと思っています

失敗させてもいいんで、試合中にガンガンチャレンジさせてあげてください


5.GKとの1対1をしっかり決める

これも簡単そうでできない選手が多い

フリーなのにキーパー正面に当てたり、

変なフォームになってポストのさらに外にはずしたりなど、シュートを練習してないんじゃないかなぁって思っちゃう


「DFと1対1」とか「2対2」とか、対人のシュート練習ではなく、

「GKと1対1」のシュート練習をもっとやらせてあげてください

僕も初心者の選手にはGKと1対1や、無人のゴールにドリブルからシュートを初めにやらせます


まずはゴールを奪う感覚や撮れる感覚を身につけさせてやってください


6.ダッシュ⇨急に止まる

最近これに悩まされています、、、

みんな走ったら走りっぱなしで、ブレーキがない笑

ブレーキをかけようとはするけど、止まれず相手にかわされることが多々あるのです


やはり運動能力が低いゆえに、アスリート能力は皆無

ここはもう少し鍛えてやらないといけないのでしょう

ってことで「走れぇ!!」と同じくらい「ピタッと止まれぇえ!!」ってコーチングも大事にしてください、、、笑


7.すすむ→キャンセル

1つ目の「駆け引きをしながらドリブル」とほぼ同じなんですけど、

重要なんで別物として書くことにしました。


サッカーにおいてキャンセルの技術は超重要

料理における「塩」とか「醤油」レベルだと思ってください


バットも振ったら戻さないと次がふれないし、

お餅を作るときもきねを振り下ろしたら、また振り上げないともちはできない

電車に乗って遠出したら、また帰りは電車に乗らないと家には帰れない


それはサッカーにおける攻撃も同じ


進めば相手はその場所を通せんぼしたり、進ませないために全力で守備をしてきます

じゃあ、相手が守備で戻る力と反対に動けば時間やスペースは簡単に生まれる

そうやって押し引きを繰り返すことで、気づけば相手をコートに押し込んでゴール前に到達している

実はこれがポゼッションやビルドアップの「正体」でもあります


「おーい、行ったら下がれぇ」って今年は何度言ったことやら・・・笑

ってことで、

3歩進んだら2歩下がらせる、そんな押し引きのプレーも教えてやってください

その辺の鍛え方がわからない方はこのnoteをぜひ参考にしてくださいな


ってわけでまあ、他にもあるっちゃありますが、

この7つの中でも1つ以上できる選手がいれば僕は幸せです


逆に完璧すぎる選手を教えるのは個人的に面白くない、、、笑

不完全な選手や何者でもなかった選手が何者かになるあの喜びと感動が大好きで僕はサッカーを教えているのです


また、「めしたべおがなぜXでサッカー指導の発信をしてるのか?」についても詳しく書こうかな。もちろん需要があればですが、、、


今日は終わりっ!!

面白かったらいいねしてくださると嬉しいです🙇‍♂️

それが僕の今の喜びですから

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