渡邊雄介(帝京大学循環器内科教授、株式会社MEDVERSE CEO)

株式会社MEDVERSE代表取締役、帝京大学循環器内科准教授 メタバースや新しいIT技…

渡邊雄介(帝京大学循環器内科教授、株式会社MEDVERSE CEO)

株式会社MEDVERSE代表取締役、帝京大学循環器内科准教授 メタバースや新しいIT技術を医療に活用すべく活動しています。

最近の記事

医師の働き方改革で「脳外科医 竹田くん」みたいな先生が増える!!?

「脳外科医 竹田くん」 『脳外科医 竹田くん』は架空の地方都市・赤池市の赤池市民病院を舞台とした漫画です。フリーの脳外科医・竹田くんが赤池市民病院で働くことになり、驚くほど多くの医療事故を起こしていく内容となっています。 2023年に突如としてブログに連載開始され、病院の内情がかなり詳しく書かれており、病院関係者しかしらない内容であると話題になっております。 主人公である「脳外科医 竹田くん」は手術そのものが大好きな外科医で、プライドが非常に高いわりには技量が伴っておら

    • 医師の働き方改革へ向けて、医師側からの提案 同意説明の新しい形へ

      医師の働き方改革が2024に迫っております。今まで特に制限のなかった医師の勤務時間が厳しく制限されることになります。 しかしながら、勤務時間が制限される一方で業務内容については全く見直しがなされておらず、このままでは診療する患者さんの数を減らさなくてはならない可能性があります。 医師と患者さんの間は病状説明とインフォームドコンセントの取得が重要です。特に手術の説明、同意取得には十分に時間をかけることが必要です。しかし医師の業務には患者さんの診療だけでなく、入院の説明や診断

      • メタバースで学会!?需要あるの?

        対面式学会の復活2023年3月13日、マスク着用が個人の判断となりコロナ禍は終わりを告げようとしています。医療系の学会も徐々に対面式での学会が復活しつつあります。 私も3月10日から12日に福岡で開催されました第87回日本循環器学会総会に出席してきました。 ひさびさの現地開催で、しかも場所は福岡!ということでかなりの人数が集まっておりました。普段お会いできない先生に久々にお会いでき、やっぱり対面式の学会はすばらしいなと思いました。 すばらしいな!と思う反面、盛り上がっている

        • 医療でのメタバースの活用 その1

          1.医療でのメタバースの活用メタバース は、コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービスの総称を指します。メタバースという概念は2021年より注目され始め、すでにアバターという自分もしくは他者の分身を用いながら、メタバース空間を利用した各種サービスや経済活動様々な分野で開始されております。 昨今、医療業界においては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、臨床現場でのオンライン診療の活用が拡がっております。また、AR (Augmented Reality: 拡張

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