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一エンジニアの単なる考察

MHP2Gから大好きで今もアイスボーンをプレイしています。

ついにミラボレアスが来ましたね!ずっとソロでやっていますので余裕で勝てません(アルバトリオンはなんとかいけました…)

さて、YouTubeなどで実況されてる方も多くいるアイスボーンですが、デベロッパーズダイアリーなどで発言されていたようにラギアクルスは骨格的に厳しいといった発言があったかと思います。

そのため今回のミラボレアスは開発陣を苦しめたとかなんとか。

そしてゲーム実況されてる方が何かと「骨格が〜」とか言ってるのが妙に引っかかり、ゲームエンジニアとして何が厳しいのか考えてみたいと思います。

一般人が知ったかして喋ってるわくらいの感覚で読んで頂ければと。エビデンスもファクターもありませんので。

単なる移植なら時間はかかるけど、技術的に厳しくはないはず

MHP2Gとか既に存在しているモンスターなら、ポリゴンの粗さなどは違えどモデルはあるはずです。管理方法とか使用技術は違うかもしれないけど、移植するならいけるはず。

費用対コストが悪いってのはあるかもしれないけど、それならイケイケだった時の発言で技術的に厳しいって言葉が出てこないよなーと思います。

ポータブル(PSP)やクロス(3DS)など版権的な問題?

これもないかと思います。他のモンスターは出てきてるし、これが原因で出せないのだとしたら関わる発言自体しない方が良いですし…

実際フロンティアではシリーズ横断して登場してますしね。

というかこれは会社間の問題ですし、おすし

首問題とは?

海竜種の特徴の一つでもある長い首が技術的に厳しいとのこと。

首の当たり判定とかかなーとか首を頭として処理すると違和感あるからかしら、とか考えましたが内部的な問題なので当然分かりません。

最初思ったのは、前足は範囲内(ハンターも立てる部分)にいると首が長いせいで頭が範囲外になってしまう。これにより頭が攻撃しづらい。

また頭から発生する攻撃行動(噛みつきとか)が範囲外なのでボディがガラ空きだぜになってしまう。これを補うように前足近辺まで発生する攻撃モーションというのも違和感ある。

逆に頭をモンスターの移動可能範囲だとするとモンスターの移動可能範囲がかなり狭まる。なんでここまで来ないんだよ!とか思いそう。

通常、罠にかかる判定が前足〜後ろ足の箇所なので範囲端に置かれた罠に引っかからない、といったことが起こり得る。

加えてアイスボーンで追加されたクラッチ張り付き、もし頭が範囲外まで伸びたらハンターが存在し得ない部分にモンスター行動によって移動してしまう。そこでクラッチ張り付きをキャンセルしたら〜とか考えると面倒そうだ。

頭が範囲外になった時点でクラッチが自動キャンセルになってしまうのもストレスにつながる。

ただ先の発言がワールドのプロトタイプ時点での発言なので、後の想定とは異なる問題があったと思われる。

でも普通にラギアクルスとかと戦えてたよな…

MHP2Gのミラボレアス、MH3のラギアクルスとか首長モンスターとも普通に戦えてた気がする。

先に述べたような、ここまで来いよ!とか変に移動範囲狭いとかは思わなかった気がする。

MHWになってからクロス以上にハンターの移動可能な地形が増えて、ハンターも色々なモーションをするようになった。地形の上下の構造もより複雑になった。

坂道も増えたし、細かい段差も多い。やはり前足、後ろ足のある場所(体重がかかって最も地面に密着する箇所)と離れた頭の場所で地形の状態が異なることが頻繁に起こるので、それに合わせて頭の位置情報も把握して調整するのが困難なのか…

MHWの各地形を思い浮かべるだけで大変そうだと想像できる。

じゃあミラボレアスはどうだってのよ

ミラボレアスの実装はとても難しいものだったと言っていた(気がする)

先の問題もあるし、今まで首長を考慮せずに開発してこれていたものが最後の最後で実装となったら難しいのも当然!

せめてもの救いはミラボレアスとの戦いは古城固定だという所だろうか。

古龍なので罠も効かないし、段差も限られており、細かい段差は確かにあるが、無視できる程度に抑えられている。

ミラボレアスは二足状態、這いずり状態と分かれている。それぞれで移動可能範囲を設定していると思われる。

プレイ中に這いずり状態で撃龍槍の所で変に頭がめり込むようなことは見受けられなかった。また、崖方向の範囲外に頭だけ飛び出ているのもなかったように思う。

二足状態の時も画面端まで来ない(仕様上の壁みたいなもの)等も感じることはなかった。

這いずり状態では前足付け根あたりを中心として頭あたりまでを半径として処理し、二足状態では尻尾付け根あたりを中心として尻尾中間あたりを半径として処理している気がする。最大の半径として。移動可能範囲等を計算するに際し、モンスターのポリゴンのまま処理するなど計算が重すぎるので簡易的な楕円状の判定を用いていると思われる。

兎にも角にも

ミラボレアス実装は素直に嬉しい。フルプライスで購入したが、それ以上に楽しめた!今はセール等もやっているので是非プレイして欲しい!

矢面に立つ苦労もあるが、何より裏で支えた開発陣を称賛したい。導きの青い星が輝かんことを。

モンスターハンターライズも楽しみにしております!

最後に

実際はどうとか全く知りません。インタビューとか記事も全く見ていません。首長が実装難しいという点から想像しただけですのであしからず。

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