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どんだけやってもさ

※きまぐれにnoteを使用してますが2023年7月からイギリス大学院に留学して色々やってます。秋学期終え、春学期も中間のこの時期にメモに書きなぐっためちゃくちゃネガティブな内容をここに昇華します。安らかにお眠りください。


イギリスに来てから、ひたすら自分の弱さを突きつけられている。できることよりできないことの多さを痛感させられる。ああ、これが上司が言ってた、「徹底的に自分と向き合える時間」なのかと思ったりするけど、過程にはつらいことしかないよ。
とはいえ、弱い自分を少しずつ克服できてる部分もある気がする、ので今向き合ってる自分のつらさについて書かせてください。

①他人を許容すること

もともと他者に対する許容度が低い自分にとって、10歳近く離れた学生と勉強すること、生活することはめちゃくちゃ大変。というかもうほぼ不可能に近い。
会社は、自分より高い能力の人たちが集まり、同じ目的、同じ目標に向かう環境がある。各自方法やコミュニケーションが違って、厄介クセ強人物がいたとしても、最終的にはどうにかなってきた。しかも仕事には大体終わりがある。
でもイギリスでは、まず言葉が通じない。言葉だけじゃなく個人のやる気の問題として、グループワークには必ず1人は赤ちゃんみたいな輩がいる。国籍問わず。

秋学期は、常に整頓された状態で決められた予定をこなしたい自分と、そうはうまくいかない現場の熱量の差を感じてへとへとになってたけど、それでも心が通じ合って終わった時は気持ちがいい。
でも最近は諦めも肝心だと思えてきた。
もちろん最初の手助けはするけど、こちらの手をつかまない、つかもうともしない人間は非情に見放してもいいなとも思ってる。
それも含めて、他者と自分を許すことにつながると信じて。

勉強以外で言えば、私は人の手作りご飯は基本食べたくないタイプだ。常温で放置されたナマモノやちゃんと洗われてない食器見ると無理って思うタイプ。
だから、春節とかイベントごとに一緒に料理作って食べたり、そういう状況に自分が順応してるのが不思議に思える。いや頻繁にはしてないけどね。
潔癖だから、友達の部屋行ったり一緒に旅行行くのも好きじゃないんだけど、でもなんでだろう。思ったより普通にできてる自分がいる。もう今はたいていのホステルに泊まれるまでになりました。
潔癖症を治すにはショック療法が一番効くのかもしれない。

寮生活は、綺麗好き、というかそもそもあんまり部屋にいないドライなフラットメイトに恵まれてるので、私が自主的に掃除してて大体毎週掃除機かけてる。人のフラットの行くと汚すぎてびっくりするから、もしこうだったら精神病んだだろうなと思ってる。

②年を取るということ


地味にこれが一番つらい。日本では同年代に囲まれてたからそこまで気にならなかった老いを痛感してる。
日々自分ばっかり見てるし、周りが若いからどうしても気になってるだけなんだと思うけど。
行く前に、見た目が若いから26歳設定で生きていけるよ、と周りに言われて笑ってたけど、周りの内側からあふれ出る若さとエネルギーがすごすぎて私完全に荒地の魔女だし。じゃあ28歳設定で…って思ってたけどそれも無理あってもう最近は虚無。年齢を素直にも言えない。
まず、なんか白髪が出てきた。生え際に\コンニチワ/ってしてる。てかマジで白髪が見た目に与える老化感やばくない?いっそピンク色とかにしたほうがよかったしれない。
なので白髪をちょきちょきハサミで切ってるんだけど、この生活あと30年以上続くのかと思うとやるせない。
やるせないよなあ。わかるで。でも、こればっかりはどうしようもない。本当に。
受け入れて生きていくしかない。周りと比較するのをやめないといけない。
30歳過ぎた日本人留学生は他にもいて色々話すけど、こんなに気にしてるの私くらいかもしれない。
でも、陰でそんな劣等感に苛まれてる私にも若者たちは優しい。特に誰にも何にも言われない。荒地の魔女を受け入れてくれてありがとう。

③やるべきことをやり続けることの難しさ

思えば、生まれてこの方やるべきことをちゃんとやる粘り強さがあったことは一度もなかった。そもそも、最初からそうしてれば国立大に行けてたしフィンランドに留学できてたし人生こんなんじゃなかった。
一体、何時間横たわって腱鞘炎になりそうなほどスマホを握りしめSNSで他人の生活を無意味にスクロールすれば気が済むんでしょうか。
色々策を講じてるけどだらだらするのをやめられてない。いや、私だけじゃなくてこのままじゃマジで人類全員スマホ馬鹿になってしまうと思う。

でも、なんで勉強したくないのか冷静に考えたら、机に、というより、無知な自分に向き合いたくないからなんだよな。
そういうときはだいたい、やるべきことが何なのかすらわかってない。わからないことをわからないままわからない方法でやるのは無理がある。だからやり方を変える必要がある。
最近は机に向かいブーストかかるまでの時間をいかに短縮するかということに主眼を置いてる。集中するのを待つんじゃなくて強制的に追い込むしかないんですよね…。寮に帰らず図書館行ってみたり強制ポモドーロ突入したりスマホを金庫に閉じ込めたり。
思えば、この年になってもそんな中学生みたいなことを試してるなんてすごく笑える。
話逸れるけど、子供のころから一つの趣味やスポーツをやり続けてる子たちは粘り強さと集中力があって時間の使い方も上手いから、彼らが勉強もできたのは当然だったなと思う。
まあ私には趣味も特技もないから、自分に向き合うってこういうことだろうなと思って、とにかく集中できなくても勉強をやり続けようとしてます…。

なんだかんだ限界み感じてる今後の対策

前向きな結論に持っていきたかったんだけど1月から体調崩して課題で追い込まれ、春学期始まってすぐ次の課題が発表されたうえに2月から始まった何の学びもないグループワークが苦痛すぎて、本当にやりたい課題が進まず、卒論もできず、順調に病んできてて、夜眠れないし昼前にしか起きれない鬱一歩手前みたいになってる。
このままだと英語もイギリスも嫌いになりそうで、日本人の友達と、「もうそれ日本帰るしかないやつ」ってなってるけど、いや、帰りたくは全然ないんだ。日本の駅構内アナウンス動画とかCreepy Nutsのラジオと芸人のネタ動画とか今は日本語しか聞きたくない気持ちだけど、別に帰りたくはないんだ。むしろ、こんなクソグループワークのせいでイギリスを嫌いになってたまるかという気合で押しのけてる。
大学時代の自分を見返すために勉強するのが目標だったけど、心が元気じゃなくなるようなことをするために来たんじゃない…。

こないだチューター面談で、春学期の成績どうだった?みたいな話をしたんだけど、話してて気づいたのは、私が無意味に高い成績をとることにこだわってたこと。自分にも、他人にもhave to とかshouldを多用してしまってること。はっと気づいて、これではだめだと思った。
こういう何の根拠もない「べき思考」がイギリス来てさらに強まってしまって、OCD気味の私をさらに蝕んでる。というわけで今やるべき課題は、4つです。いや、べきじゃない。頑張ります。いや、頑張らなくていい。

①凝りかたまった認知の歪みをやわらかくすること
②自分にこれでいいという暗示をかけること
③夜ちゃんと寝てちゃんと食べること
④評価気にせず早くグループワークを適当に終えること


でもさあ、取りたいよね、良い成績。取ったところで私以外誰も知ることないのに。なんだろうな、頑張ってる自分を一切認められなくなってるんだ。

こういうことを考えながら、大学生時代に好きだったキュウソネコカミのことをふと思い出して最近の動向追ってたら、彼らも同じ歳の取り方してるのか、この曲私のこと歌ってる的な曲を出してくれててた。この曲のおかげで助かった。ありがとう。何だろう、あとちょっとの間とにかく柔らかくね、スイセンの花のようにいきたいものですね。



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