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日常に楽しみを探す営業女子 音楽/映像/文学など芸術全般に関心があります

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最近の記事

『No.10』アレックス・ファン・バーメルダム

通っている地下映画館で上映されていた『No.10』。 不倫と復讐という予告にひかれて足を運んだが、ラストのどんでん返しに驚かされた。 2部構成となっていて前半の不倫と復讐劇はよくある内容だったが、いつのまにか異なるテーマになっていた。 なにより公式サイトに以下の注意喚起がされているくことは実に面白い。 ストーリーの伏線や考察などすぐに「正解」を求めてしまう私を含めた人々にとってはこの作品の「理解の難しさ」こそがこの物語の最大の面白さであると感じた。 一緒に見に行った人

    • 古書 防破堤

      大学時代の留学生の友人と会った。 今は大学院で音楽の勉強していて、近況から研究の話など時間を忘れて盛り上がった。 街歩きをしてた時に偶然出会ったお店。 古書防「破」堤、古本屋巡りを趣味とする私だがお店の名前にひかれて入店。 不思議な音楽、狭い店舗、そこに広がる雑多な本、本、本。心地よい空間。  文学、哲学、芸術、背表紙を見て次々興味のわくタイトルとの出会い。 積読になってしまいがちで購の選択をした上でも4冊買ってしまった。 これを機に積読になっている本を少しずつ読

      • 4号線の先に故郷がある

        美術館行って、喫茶店で資料つくって、銭湯入ってラーメン食べて土曜日が終わった。 めんそーれ大都市場にある「世界の龍ちゃんよしき坊」へ0時閉店前に駆け込む。 5席カウンターのみの店内が心地よかった。 深夜にラーメンを食べる背徳感が最高のスパイス。 帰りは首都高4号新宿線沿いを4号線聴いて歩いた。 新宿線とは異なる4号線の曲だが国道4号線は青森まで繋がっているからこの曲を聴きながら歩くとこの道の先に故郷があるのかなってノスタルジックな気持ちになる。 飲んだ朝に新宿から歩

        • かけ算を増やす

          「かけ算を増やす」 転職する先輩からいただいた言葉。 以前にもかけ算を増やすことはどこかで言われた言葉だったが、今聞いたからこそ深く考えるきっかけとなった。 女性営業の先輩がいない環境、営業同期の子が営業に近いが隣の課に希望して異動すること、これから誰をロールモデルにしたらいいのだろうかと悩むことが多くなった。 そんな時に聞いた「かけ算を増やす」という言葉。 むしろ女性もかけ算の一つとなること。 女性の後輩が入ってくる。 自分が望んでいなくとも、後輩からは女性営業の先

        『No.10』アレックス・ファン・バーメルダム

          尊敬する人を見つけること

          県人会や地元のつながりなどご縁の有難さを実感する今日この頃。 年が離れていても高校の後輩、地元の後輩というつながりだけで親身に相談に乗ってくださる。 「社会人一年目にアドバイスをください」 いろんな人に聞いている中で度々聞く言葉。 仕事で尊敬する人、趣味で尊敬する人、尊敬する友人、たくさんの尊敬する人と出会っていることに気付かされる。 当たり前のことだけども、大切にしたい。 Let It Be

          尊敬する人を見つけること

          趣味の継続性

          社会人になって趣味や勉強の幅を今より広げたいと思いつつ、三日坊主の私。 新しいことには興味をもってすぐ手を出しがちだけど、続けることが難しい。 続けられないと嘆く私に職場の先輩が「目的の持ち方」について話してくれた。 趣味もさまざま充実して英語も勉強する先輩が話すには、「趣味も勉強も行った先でわくわくしてる自分の姿を描いている」と話していた。 これをして〇〇してる自分になりたい、 〇〇してる自分に対して誰かから△△言われたい、 など夢を膨らませていた。 今までは主に

          趣味の継続性

          『坂本龍一トリビュート展』 ICC

          2023年音楽界を牽引してきた坂本龍一氏が亡くなった。 音楽を学んでいる者として二度と生の演奏を聴けない悲しみはあるものの、音楽の哲学的な面白さに気づかせてくださった人生の師匠として心の中に大切にし続けたい。 今回、ICCで開催されていた坂本龍一のトリビュー展に足を運んだ。 札幌国際芸術祭2014で制作・発表された作品。 「知覚できない電磁波を技術で可視化、可聴化して、現代社会において欠かせないインフラでありながら普段は気付かれない電磁波の流れを多様な形で顕在化してい

          『坂本龍一トリビュート展』 ICC

          社会人モラトリアム

          社会人になって早数ヶ月、 仕事を始めてから価値観が変化したことは多くある。 学生の時よりも何かになりたくて、何にもなれてない不安定さを感じることが多くなった。 学生時代を通してモラトリアムな時間を過ごしてきたが、むしろ社会人になってからアイデンティティを確立しようとモラトリアムに過ごしているように感じている。 仕事で結果を残したい、プライベートを充実させたい、〇〇したいは日々増えているように思える。 モラトリアム・・・債務支払いの猶予期間。 自己を発見し、社会的成長に

          社会人モラトリアム