ブログ記事_20200212提出

三十路独身男飯 11 小岩 永楽


「永楽」


Tシャツ屋さんと約束があり、⼩岩に来ていた。

約束の時間は18 時だが、久しぶりに⼩岩駅周辺をブラブラしようと思い、昼時の13 時に⼩岩駅周辺をぶらぶらとしていた。

⾏ったことはなかったけど、仕上げ屋の人に「一回いっとけ〜」と言われた、⼈気の⽼舗中華料理屋があるんだよな。

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住宅街の中に佇む中華料理屋「永楽」。

永楽の創業は昭和11年だそうだ。僕の⽣まれるずっと前からあるんだなぁ。

中華料理屋なのに、外⾒は割烹のようだ。⾯⽩い。

後で調べてわかったことだが、外観は、「京都和」をコンセプトにしているらしい。

「京都和」をコンセプトにした外観

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僕が店の前に着いた時、4 組ほどのお客さんが並んでいた。

…気軽に来ちゃったけど、ここで昼飯、⾷べられるかなぁ。

40分ほどお店の前で並んで、ようやく⼊店することができた。

店員さんに案内され、カウンター席に座る。

店内には、カウンターと、4名テーブルが3つある。

お店のそこかしこには、猫の置物が。

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どうやらこのお店は、「ルドルフとイッパイアッテナ」という、⼩岩が舞台の絵本に関係する調度品をたくさん置いているらしい。

懐かしい。映画にもなったし、小さい時に保育園で本当、よく読んだ。

店員さんからメニューを受け取り、眺める。

「たれなし餃⼦」という餃⼦がウリのお店らしいが、タンメンとチャーハンもとても⼈気があるらしい。

タンメン + 餃⼦の「タンギョーセット」や、チャーハン + 餃⼦の「チャーギョーセット」なんていうのもある。

「くろねこタンメン」…

僕は、「たれなし焼き餃⼦ 5 個セット (お酒は紹興酒) \950 + 税」と「たれなし焼き餃⼦3 個 \273 + 税」を注⽂した。

昼から酒を飲むなんて、ずいぶん久しぶりだが、まぁ、偶には良いだろう。

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注⽂してから料理が出てくるまで、カウンターに置いてあった絵本「ルドルフとイッパイアッテナ」を⼿に取って、ページをぱらぱらと捲ってみる。

懐かしい…

ここ⼩岩は、「ルドルフとイッパイアッテナ」作者の⻫藤 洋先⽣が⽣まれ育った町であるらしく、地元の⼩学⽣に、絵本を広める活動などもしているらしい。

まず、注⽂した紹興酒が出てきた。

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良い感じの焼き物で提供される。

また、良い感じに冷えている。

続いて、たれなし焼き餃⼦ 8 個が出てきた。

きれいな焼き⾊をした、ちょうど良く膨らんだ餃⼦だ。

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たれなし餃⼦の⾒た⽬は、ふっくらとして、「ザ・餃⼦」という感じだ。

⼀⼝かじると、「バリッ」とした⾳が⽴つ。

表⾯はバリッと、裏側はもっちりとしている、よく焼かれた、厚みのある⽪の⾷感がいい。

餃⼦を噛むと、⼝の中に⾁汁がジュワッと溢れ出て、⾁の旨味を感じる。

また、にんにく、⽣姜、キャベツの⾵味を感じる餡により、まるで薬膳のような、個性的な⾹りと味わいが⼝の中に広がる。

たれなし餃⼦は、調味料を付けなくても⼗分な旨味を感じる、その名の通り、つけだれ要らずの餃⼦だった。

テーブルに、⼩⽫と、醤油、酢、ラー油、胡椒などの調味料は置いてあったが、僕は無しと酢胡椒で。

⾷べ応えも⼗分。

これ、かなり美味いぞ!

たれなし餃⼦を味わうだけでも、永楽に来る価値は、⼗分にあるだろうと思った。

ふと店内を⾒回してみる。

永楽の壁は、芸能関係の⼈のサインと写真でビッシリだった。

メディアでよく紹介されていることがうかがえる。

「モヤモヤさまぁーず2」や「有吉の正直さんぽ」などの番組の名前がひときわ

よく⽬⽴つ。

(サイン見てて、知り合いいたらそいつに写真撮って送りつけるという地味な嫌がらせをしてるのだよ!)

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(江戸川区あるあるが気になる)

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そろそろお店を出ようとお会計をしている時に、厨房から「ありがとうございました!」が5 回くらい聞こえた。

丁寧な接客が嬉しい。

こちらこそ美味しい餃⼦をありがとう!

ふと⽬に⼊った「Uber Eats」の⽂字。

「Uber Eats」での注⽂も受け付けているのか。

最新の配達サービスも積極的に取り⼊れる⽼舗中華料理店。やるな。

注⽂してたれなし餃⼦を⾷べるのも良いけれど、また、来たいと思う。

場所は少々、訪れにくいところにあるが……

次は「くろねこタンメン」だな。

では。

気に入ったら投げ銭程度で!