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教え方を考える


 僕のバイト先の銭湯では、今6人もの新人さんが入ってきています。

 この時期は、学生さんとか新学期の事もあって、新人さんが入りやすい時期ですが、と言っても、多くて2、3人が入るくらいかなーと思ってます。

それが6人ってめちゃくちゃ多いんですよね。

この銭湯は、現場に出て接客したりお仕事するのは社員さんはいなくて、アルバイトだけなので、新人さんの教育はアルバイトが基本的にしています。

僕は、今2年くらいやってますが、半年くらいで新人教育する事になっていました。

と言っても、アルバイトには週に2回か3回くらいしか入ってないので、そんなに新人教育した事はないのですが。

こんなに入ってくると自分にもシフトに入る度に新人教育の機会が訪れます。

 

教育というのは、なんか教え方やカリキュラムがあって、それをみんなに同じ様に教えると思いがちというか、それが出来れば教える方は楽なのでしょうが、自分は違うと思っています。

人それぞれに性格や能力が違うと思うので、その新人さんに合わせた教え方というのを1人1人に考えていくのが重要だと思っています。

いや、合わせるというか優しくし過ぎるのも新人さんが甘えてしまって、育たなくなるというのがあるので、良くないなと思っていますが。

自分の性格上どうしても、優しくして手を出しすぎる傾向があるので、優しくしないように、だからといって無理な事をさせない様にするにはどうしたらいいか考える事が多いです。


思えば、自分は色んな所や場面で教えるとか教えられる事をしてきたなと思います。

教えるという事では、ゴルフのインストラクターというのを十年やってきて、何人も実演しながら教える事をしましたし。
実家の喫茶店でも十年くらいやってましたが、20人くらい色んな年齢層や上下関係の人がいて、1番問題になってくるのは人を育てるという問題がありました。
なので、自分はホール、ドリンク、フード関係で一つ出来ればいい所全て出来て、商品開発や広告関係もやってました。
そのくらい出来ても、なかなか回りは変わらず教育出来る立場に立てずにいたのです。

教えられる立場としては、教えられる事もまともにされず、一回見ただけで覚えるとか、どんなに頑張って成長しても、一回失敗したら何度も叱られるという職場も経験しましたし。

そういう職場は現場が大変なので教える方も余裕がないのか、自分がすぐに楽したいのか分からないですが完璧なものを求め過ぎな気がします。

それか本人が高いレベルになるのにそれほど苦労したり工夫したりする経験がないのかな?とも思います。

 
教えられる環境で良かったなと思うのは、自分で調べて勉強したり自由に色々と挑戦したり考えたりする環境が1番勉強になるとは感じていますが。

それは、能力が高いから成り立つ話しだと思います。

そう感じたのは、今の銭湯の職場で働き始めた時からだと思います。

今の職場に入る前の1年間は、色々とあって、自律神経を完全に壊して、足や手もすぐに腱鞘炎になって、心身ボロボロでめちゃくちゃ能力が下がった状態だったんですよね。

それが1年働かずある程度回復したとはいえ、ブランクはあるし、頭はまとまらないし、疲れは回復しないという状態は残ってまして。

まぁ、言うならば全然仕事が出来ない人になっていたんですよね。

 今の職場は、自分が10〜20は色んな仕事をやってきた身としては、1番か2番目くらいで楽なバイトだと思っているのですが。

 しかし、そんな状態だったので、覚える事も考える事も少ない職場だったのにも関わらず、覚えも悪くて動きも悪くてどうしようもないんじゃないかなと思ったくらいです。

だけども、自分で自分を教える気持ちでメモはいっぱい取りまくって、パソコンでその情報を色々と整理して、フローチャート作ったりして、出来ない自分を出来る限り努力して、自分でカリキュラムを作り自分を教育しました。

社員さんも教える人が優しい人になる様に色々と配慮してくれたのも、大きかったと思います。 

とまぁ、自分を含めて、色んな教える機会や教えられる機会があります。

 覚えが良かったり、回りの動きに対して反応が良かったり、テキパキと動けていたり、理解力があったり、笑顔や元気があったりと。今の仕事を教育していくには、色んな要素が求められます。

出来る人はそんなに教えなくても大丈夫なので、心配ないのですが、教えてもなかなか成長しない新人さんはどうしようと考えます。

まぁ、よっぽど酷い人は面接の時点で弾かれますし、今回は募集した時に沢山応募が来たという事で、会社側が選んだぐらいなのですから全体的にはいいのですが。

 6人も採用していると色んな人がいますね。

でもやはり、成長が早い新人さんも成長の遅い新人さんも大切なのは、数をこなすという事が大切だと思います。

ただ、数をこなすといっても、新人さんなので失敗するのでそこをどうやって先輩がフォローして失敗を糧に出来るが重要だなと。

その時に覚える方法として、単純に暗記して覚えるのが得意な人もいれば、理屈や繫がりで考えて覚える人もいれば、お客さんの気持ちになってみて、おかしいなという共感で考えて覚える人もいます。

なので、その辺りを新人さんによって変えて、よくある間違えやすい場面をシュミレーションして、間違った所を問わせて、考えさせて自分から答えを出させる様にします。

なんとなく、カリキュラムは自分の中にはあるのですが、それは自分の中の最適な一つの方法なだけで、その人のやり方に合うという事はないと思うからです。

結局は、接客でいえばお客さんに分かりやすく好印象を持って貰えるかどうかで、過程が色々違えど結果が良ければいいと思っています。

職場によっては、過程まで全て統一するみたいな所もありますが、その人の個性を殺してしまいますし、近道な様で凄くお互い大変です。

ただ、やはり長年続いた事で統一した方がいい部分もあるので、その場合は、一様理解というか納得する様な話をする様にします。

ただ、それでもなかなか覚えられない人は失敗して自分が損して覚えるしかないのかなと諦めた方がいい場合もありますね。 

後、自分がそうだったのですが、頭の海馬というかワーキングメモリーという、パソコンでいうメモリーという、マルチタスクする部分が狭い人がいます。

そういう人は、とにかくやる事を絞って同じ事を何回も数をやって、失敗した時は自分で考えを導く様にした方がいいなと思っています。

自分から納得して、一つ一つの事を体に覚えこませて、覚えたら次の頻度が高く難しい事を広げていく。

そして、失敗しても責めずに丁度いい負荷を与えてあげるのが大切かなと。

そういうのが理想だとは思いますが、自分も毎回教える事も出来ないですしね。

その少ない回数でも効果的に育てていきたいなと思います。

シフトの体制自体も結構ゴロゴロと毎回変わったり、社員の人に今後のシフトをこうしたらいいと提案したりして。

社員の人には少し前にはうるさいと言われてしまいましたが。今まで休まずにバイトを入ったり、誰か休んだ時には入ったり。今まで人が少なくて忙しくても、忙しさには文句を言わず柔軟にやってきたので、受け入れて貰えました。

なんとかしても、どうしようもない状態なら何も言わないのですが、こういう人がいっぱい入ってきていい流れになる転換期なので、ここを乗り越えて、体制を柔軟で盤石なものにしたいなと思います。

あまり、頑張る事が出来ない自分ですが、頑張らなくてもいい体制作りにどうしても頑張らいといかない時には1時的には頑張っていこうと思いましたね。

今日は深堀りしたり、広げたりしてまとまってるか分からず3000文字近くになり、長くなりましたが、読んでいただきありがございました。





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