見出し画像

ロシア・サンクトペテルブルクの食事情あれこれ

ロシアの食べ物と言えば、ピロシキやボルシチでしょうか。この2つならば比較的、あーあれね!とわかりやすい食べ物かなと思います。
私はもともと全くロシアに興味がなかったので、ロシアと言えば、ソ連で社会主義だった。知ってる食べ物はピロシキ、ボルシチくらい。昔ニュースか何かで見たお店に物がない光景。グレー。みんな神妙な顔つき。もふもふの毛皮の帽子。それだけの知識のまま初ロシア上陸を果たしたので驚いたことは数知れずあるのですが、今回は食事のことを紹介したいと思います。

前回のナルバのお話でも少し触れましたが、物価が安い割にはレストランは高めです。メニューは日本とあまり変わらない価格帯です。サンクトペテルブルクでは自炊して過ごせば1か月約1万円くらいで食費は収まりますが、レストラン(の種類や食べる物によりますが)で食事をすると、メイン・付け合わせなどとワイン1杯で3千円程にはなります。

TOKYO CITYという名前のレストランがとてもはやっていて人気です。ひと駅に一つは絶対にありそうなほどいたるところに支店があり、夕食時間帯はかなり賑わっています。人気の理由は安くておいしい。みたいです。店内はシャンデリアやベルベット生地で大きめの椅子など見た目ゴージャスな雰囲気があり、店舗ごとに少しづつ装飾を変えているようでます。名前からすると和食かと思いそうですが、もともとお寿司屋さんで始めたそうですが、今はピザ・パスタやロシア料理、お寿司などマルチです。1人1000円程でお腹いっぱい食べられます。

Ginza Projectという会社のレストランがあります。たくさん店舗があり、お料理もいろいろでロシア料理、イタリアン、アメリカンなどでそれぞれコンセプトがあり、それに合わせて内装も凝っています。全体的にメニューは少し高めで、比較的年収高めの方々が好んで行かれるようで、1人3000円から5000円以上にはなりそうなメニューです。

この2つの名前を見てもわかるように、とても日本を良く思ってくださっている方が多く、謎の日本語のついた商品、例えばSaitoという名前の紅茶や武道という名前のコーヒー(日本製でない)やお店があったりします。お寿司はかなり人気のようで、持ち帰りやデリバリー専門のお寿司屋さんがとにかくたくさんあります。ただ、そのお寿司はちょっと(だいぶ?)日本の物とは異なり具はカリフォルニアロールに近く、私はロシアンスシと呼んで、日本の物とは区別しています。上の写真の右上にある赤やオレンジの派手なものがそれです。クリームチーズやマヨネーズときゅうりなどの野菜やサーモン、魚卵系の具が巻かれていたりのっていたり、そしてたまにそれに薄く衣をつけて揚げてあります。まわりはほんのり暖かくサクッとして触感が良く、意外とおいしいです。

街を歩いているとかなりの確率で見かけるのが、バーガーキング、次いでKFCとマクドナルドです。カフェもたくさんあり、コーヒーや紅茶などの飲み物だけ売っているような小さなお店やピロークというロシアのパイやケーキ、パンが売っていて、コーヒーなどの飲み物もあるベーカリーや、ピロークなどの他にスープやサラダ、キエフカツレツやビーフストロガノフなど食事もできるようなカフェなどたくさんあります。カフェタイムを楽しんだりパソコンを前に仕事をしている人もいたり、日本とあまり変わらないと感じた部分でした。
その他には、たい焼きカフェやたこ焼きカフェ、ラーメン屋さんもあります。和食のレストランもあるようですが、家庭料理に近い和食が味わえるお店はまだ発見できていません。

何か気になるものはありましたか?それぞれのお料理やロシアの家庭料理的なものについてもご紹介したいと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?