見出し画像

99歳より プロフェッショナルさんへ。

こんばんは。mac"oです。

3連休のスタートは、晴れた景色を窓から眺めながら、のんびり過ごしました。


このところ、暗くなるのがゆっくりになってきて、*おはなさん*が庭から戻ってくる時間もだんだん遅くなっています。

それなのに、今日は見たい番組があるからって、*おはなさん*は早めにあがって、お風呂に入っていました。
19時を過ぎる頃には、夕ご飯の食器も片付けてから、いつもの場所に座って、もう準備はOK!です。


予定の時刻になってから、わたしが少し遅れて居間に行くと、もう始まってるよ!って、キリッとした声で言いながら、テレビに向かっていました。


昨年に引き続き、今年も*おはなさん*は大河ドラマを楽しみにしていて、毎週欠かさずに観ています。
時代劇でもコメディっぽくて面白いので、今回はわたしも一緒に、どっぷりはまってしまいました。
必ず土曜の再放送で復習もしているので、一度は忘れたストーリーでも、ちゃんと記憶に残っているから、日曜の20時が待ち遠しいみたいです。


その大河ドラマの舞台裏が見られるというので、今日のドキュメンタリーにも、とても興味を持っていました。


「鎌倉殿の13人」の物語の世界に、一瞬で私達を連れて行ってくれる 小栗旬さんが、ご自身に問いながら、迷って、信じて、それでも進んで行く姿が、画面の中には映し出されていました。

数々の経験をしているから、すでに自分なりの演技術が確立されていて、ストイックに役を作りあげているのだろうというイメージだったので、今でも20代の頃のもがきを持ち合わせていて、そのギャップに驚きました。

役者さんというよりは、一人の人間が生きている時間を、ありのまま見せていただいているようでした。

そして、その何とも言い表せない 小栗さんのモヤモヤした感情が、ここまで伝わってきました。

*おはなさん*も、わたしも、声も出さずに、その姿に夢中になって、追いかけていました。


そうしていたら、突然、*おはなさん*が言ったんです。


いろいろ考えすぎているんだねえ。
もっと、演技を楽しめばいいのに。


小栗さんの思いに近づこうと、必死に、その心の波を感じて、わたしなりにその揺れを読み解こうとしていたところだったので、はっとしてしまいました。


たぶん、*おはなさん*は、思ったままの気持ちを、口に出したんだと思います。


だけど、99年間生きてきた*おはなさん*が、ふとつぶやいた言葉は、
これまでの、何かをどこかで分かっていて、自然に出てきたかのように思えたのです。


真剣に悩んで、もがいて、苦しんで、
そうやって、向き合うこともいいけれど。


目の前にある、今、その瞬間を。


もっと、楽しんで、
生きられたら、いいんじゃない?って。


いつもなら、*おはなさん*の迷言には、つい笑ってしまっているけれど、
今日だけは、わたしのとても深いところに、ずっと響いていたのでした。


~ナンダカンダで、毎日がドタバタ中~ そんな*おはなさん*と孫を、応援していただけたら、嬉しいです!