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1ヶ月半のエジプト旅を終えた次の日に考えていたこと

渡航前に塗ったラメいっぱいのネイルが剥げ終わったとき、カイロへの旅もちょうど終わった。
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日本で履いていたパンプスを久しぶりに出してみたら、日焼けした足の甲が白い生地に映えていた。

わたしの今の体はカイロで食べたものでできていて、わたしの汗はカイロの露店コンビニで買った42円の水で出来ていて、
わたしの涙は帰国前日に流し込んだオルゾスープの塩分で出来ていて、
わたしの肺は何度も吸ったシーシャの煙で汚れてる。

カイロが染み込んだ自分の体が愛おしい、と思える自分がいることに驚いている。
この体でまた仕事をして、いつの間にか日本に馴染んでいくんだろうな。

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