昼も夜も振られた3日目。

1人で仕事をした。
ゲストハウスで、周りの声を聞きながら仕事をしていた。時間の流れが心地よい。

昼は、チャイナスパイス食堂という名前の薬膳中華の店を狙って歩いたが定休日。

急遽予定を変更し、第二希望のおきな堂という洋食屋へ行った。平日は良い、普段なら並んで待つ場所にサクッと入れる。

大人のお子様ランチを出す天国のようなレストラン。わたしはオムライスとプリンを頼み、満腹になった。

昼食の帰り、松本城に寄った。

おじいちゃんとおばあちゃんがたくさんいて、穏やかな松本城。黒塗りの漆喰がクールだった。秋晴れの雲ひとつない空に威風堂々、そびえ立っていた。
シャッターを押さないと損をしてしまう気持ちになるくらい、青い空に城が立派に映えていた。

街に城があるというのはいいな。

午後の仕事を早めに片付け、ハルピン食堂を目指したものの、夜はやっていないとのこと。
2回目ともなるとへこたれない。
一息ついて、他の場所を探す。

宿の近くには飲食店があまりなかった。セブンイレブンかほっともっとがあったが、せっかくの旅だもの、冒険をしようと思い小路に足を忍ばせた。

怪しいタイ料理屋があった。

タイ料理屋については、怪しいほど期待値も高まるタイアクセントの日本語を話すママが迎え入れてくれた。
Googleマップにおすすめされない場所でお気に入りを見つけたら、旅人の称号を与えられる。

トムヤムクンそーめんと書いてある、トムヤムクンラーメン。ママに何度も熱いかどうか聞いて、
どうやらラーメンだと分かり、注文してみた。辛さは普通と言ったはずだが現地レベルの普通はあまりにも辛く、夜は下痢をした。

そういう日もある、3日目。