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【正しい技術を習慣化していくことの重要性】

サッカーというスポーツは、相手より多く得点した方が勝ち。
プロ選手を目指すのであれば、その目的から逆算して取り組んでいくことが大切です。

プロの監督やプロチームの強化部は、試合に勝つために攻撃ができる選手を求め、試合に勝つために守備のできる選手を求めています。
なぜならプロは、試合に勝つことを目的に戦うからです。
チームの勝利のために攻撃ができ、チームの勝利のために守備ができる。
それも圧倒的に試合で発揮できる選手がプロとして契約を勝ち取ることができ、監督から試合に出場するメンバーとして選ばれることになります。

サッカーは90分。その90分間、走り続けられること、正確な技術を発揮し続けられること、最適な判断をし続けられること、勝つためのメンタルを保ち続けられること。
この、し続けられる、というのがスタメンとして選ばれる可能性のある選手です。
単発、つまり2〜3プレーしかできないとか、後半になると崩れるのであれば、試合に出場できるとしたらら交代選手としてしか試合に出られないでしょう。

あくまでも、「個人」として何が、どれくらいできるかが重要です。
強いチームに所属してるから活躍できるわけではありません。
弱いチームであっても強い個人が評価される、それがプロの世界です。

育成年代に目を移すと、弱いチームの方が、試合に勝つためには自分がやらなきゃな、という範囲が広くなるため、個人を伸ばすという観点からすると、逆によいのでは、という見方もできます。

チームという見方よりもまずは個人として、小学生年代から取り組むべきは技術の習得。
正確な技術、正しい技術は、自然と顔が上がるようになる。
そのため目に入ってくる情報が多くなり、そこからより最適な情報認識へとつながる。
正しい技術の習得は、判断力とセットで向上させることができる。

成長の個人差が大きな小学生年代においては、体の大きな相手にフィジカル勝負を挑んではいけない。
賢い選手は、ミスをしない正確な技術で相手に体をぶつけさせる隙を与えない。
賢い選手は、相手に体をぶつけられる前にパスをし、入れ替わるようにフリーになってボールを受け直す。
全ては正確な技術から始まる。

体は、あとで絶対に大きく強くなります。
体の成長は、自分ではコントロールできません。
しかし、技を磨くこと、判断を磨くことは、自分の意思で、今すぐコントロールできます。

勝負は今ではない。
未来にある。

正確な技術、正しい技術を身につけた状態で成長スパート期を迎えた時、これまで巨大で圧倒的に見えていたはずのあの選手が、こんなもんだったっけと思う日がやってきます。

今から継続的に取り組み習慣化していくこと。
習慣とは無意識。
良い習慣か悪い習慣かをしっかり見極めて継続していくことが大切です。




代表 森  一哉
 

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