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【子どもの気持ちを「嬉しさ2倍」にする方法】

親として、子どもの悲しい顔を見るのは辛いものです。
思い通りにいかないことはあるとは分かってはいるものの、子どもの悩んでいる姿、苦しんでいる姿は、見たくないものです。
自分のことであれば我慢はできる。
しかし、子どものことになると、なんともいえない無力さとともに、どうしようもできない感情に、当の本人である子ども以上に押しつぶされそうになることもあります。

そういう気持ちになった時、他人のせいにしたくなる気持ちもわかりますが、それにより良好に解決することはまずありません。
また、自分ではどうしようもできない歯痒さから、子どもに無理にやらせようとすることもよくありません。

すでに、子どもは頑張ってます。
誰になんと言われようともやっているんです。
周りからはそう見えなくても、です。

こんな経験はないですか?
もっとこうしたら?もっとやったら?と言われた時、分かってるよ、やってるよ、と思ったこと。。

小学生であれば素直に聞くこともあります。
しかし、それは目に見えない小さな小さなストレスの蓄積となり、それが、反抗期という形で後に爆発することになります。
また、中学生以上になると、こういった強制や、タイミングのズレたアドバイスは、弾かれてしまうか、スルーされるようになります。
つまりそれにより解決したことは何もなく、互いに嫌な気持ちが残るだけになって終わり。
相手を理解せず、自分の気持ちをだけを押し付けてしまうような形になることで、問題が解決方向に向かうことは、まずありません。
でも言ってしまうんですよね。
では、何を言うかを考えましょう。

言うということは、変わってほしいの裏返し。
強制、命令では動いたとしてもネガティブ。
人が自発的、ポジティブに動く時。
それは、褒められた時。

褒められるということは、それが良い、ということの後押し。
人は褒められたいので、良いことをやってまた褒められたいと思う。
本人が認識できる良いことを褒めるだけでなく【本人がまだ認識していない、気づいていない良いこと】を褒めてあげる。
そうすることで、褒めてもらえた嬉しさだけでなく、新たに発見したという、2倍の嬉しさになります。

人は、うまくいかない時、他人と比較して、できないことや足りないことばかりに目が行きがち。
マイナス部分をゼロにし、プラスに変えようとする。
しかしこれはかなり労力がかかるし、その過程でまたネガティブになりがち。
しかし、できていること、それも気付いていることだけでなく、まだ本人も気付いていない良いことに目を向け、それを伝えてあげると嬉しさは2倍でどんどんポジティブになる。

同じ見るなら、課題を見つけようとする目で見るのではなく、まだ発見されていない、子どもの新たな可能性を見つけてあげませんか? 




代表 森  一哉
 

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