「こんなんでいいのか、夏。」

就活を終えて1ヶ月が経った。
今の心情を述べるなら、「実家帰りたい・痩せたい・アイス食べたい・お金欲しい」みたいな、まさに”夏休み直前の大学生”感が満載の言葉が並ぶ。でも、心の奥底には多少の「焦り」なんてものもあったりする。

学校は2週に1回、バイトだって毎日あるわけじゃないし、”朝は二度寝・昼間はゴロゴロ・夜は夜更かし”なんてのは日常茶飯事。「こんなんでいいのか、私。」と、スマホの画面越しに問う。

私は単純だから、節目節目で新しくなりたがる。「明日から始まる7月はこんな日々を変えてくれるかなぁ。」なんて、6月最後の私は、相変わらずベッドで横になって考えている。

————————————————————

モモ(実家で飼っていた犬)が天国に行ってしまって、4ヶ月が経とうとしている。そんな今朝、急にモモに会いたくなって、しくしく泣いてしまった。就活の忙しさで感情を誤魔化し続けてきたので、気持ちに余裕が出来た今、昇華し切れなかった「悲しみ」が顔を出してくるのです。

使いかけの”写ルンです”に、最後のモモとの自撮りが入っている。早く見たいと思う一方で、現像してしまったら本当に「思い出」になってしまう気がして、なんだか複雑な気分です。

でもきっと、この夏休み中にはフィルムを使い切ってしまうんだろうな。あの写真には、出来るだけ楽しい思い出に囲まれながら現像を待っていて欲しいので、そんな思い出を収めるべく、これから夏の楽しい計画でも立てようと思います。