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女2人でインドに行ってきたら案の定騙された

2022年6月に再燃した海外旅行熱。

2023年最初の海外旅行は、タイ(バンコク)→ベトナム(ダナン)→インドのアジア旅からスタートしました✈️

中でもインドでの出来事は記憶が新しいうちに残しておきたいのと、

これから行くかもしれない数少ない人に向けて気をつけるべきことについて注意書きの意味も込めて記事にします。

面白話として読んでくれたら嬉しいです。

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今回ダナンからインドに、21:00過ぎ到着の便で行きました。

インドは未知すぎたので、元々車をチャーターしてたんですが

まあこれがケチなことに、飛行機が着陸してから45分しか待ってくれず。

当たり前のようにチャーターした車を逃してしまいました。

まあのちにこれが全ての発端だと気づくのですが笑

逃してしまったものは仕方ないので、とりあえずUBERで車を呼ぼうとしたのですが、ケータイを開くと、事前に登録していたeSIMが使えず!

友達は繋がっていたんですが、UBERを登録していなかったので、とりあえずSIMカードを空港で買うことにしました。

到着ゲートをくぐると、SIMが売ってるカウンターがあり購入しようとすると

「現金しか使えない」

と言われました。


空港でカードすら使えねえのかこの街は
と思いながら、なくなく空港で換金。

現金でSIMカードを買いました。

インド人が、もう訛りの域を超えた
他の言語になってしまった英語で
いろいろ説明してくれて

なんとか理解できたのは

SIMカードがアクティベート状態になるのは今から1時間後

ということ。

SIMカード入れてなんですぐ動かないんだよ、
とことん不便すぎる国だ

チャーターした車は逃す
私のケータイが使えない
夜も遅く疲れていたのでいち早くホテルに着きたい…

ということで、仕方なくタクシーに乗ることに

海外でのタクシーはぼったくられるが基本なので、

はじめに金額を確認し、
乗ってる間も地図で追いながら、
前払いでそれ以上お金を払わない

という対策をしつつ、乗りたくないタクシーに乗りました。


どうしても私は前払いしたかったんですが

「いいよいいよ、あとでで」

と言っておっさんは受け取ってくれず。


タクシーに乗ってしばらくすると、

「ホテルはどこだい?」

と聞かれたので、予約していたホテルの名前を伝えました。


そしたら、

「電話して確認した方がいいよ」

とおじさんに言われました。


がしかし、私のケータイはまだ使えないのと、友達も電話番号を取得してなかったので、電話できず。

おじさんが代わりにホテルに電話してくれることに。


ホテルに電話すると、ホテルの人から

「今は夜が遅くてホテルのカウンターが閉まってしまったから、ホテルの近くの観光インフォメーションに行って欲しい。

そこに行ってくれたら、ホテルのスタッフが迎えに行くよ

運転手さんにもそう伝えとくよ。」

と言われました。


んー、そんなことあるかなあ、、
と思いつつも

何せインドでは常識というものが通じないと思ってるので、インドでは夜ホテル閉まるんだあと思って、観光インフォメーションまで連れてってもらうことにしました。


20分ちょっと車を走らせ、
例の観光インフォメーションに到着。


そこで、電話を借りてホテルに再度電話をしました。


すると、

「今、デリーの市街地はクローズしてるから、そこまで迎えに行けない

自力で来て欲しい。
もし無理なら、ホテルも混んでるし、残念だけどキャンセルすることになる。」

と。はあ?さっきと言ってること違くない?と思いながら、

「じゃあどうすればいいんだ!!」

って言ったら、


「大きい車は通れないから、オートリキシャーとかバイクとかなら行けるかも」

といわれ。


オートリキシャー?
まあなんでもいいから、そいつを呼んではやく連れてってくれとキレ気味に言いました。

そしたら、数分もしないうちにオートリキシャーという、トゥクトゥクみたいなのがやってきて

ホテルの場所を伝え

再度出発。


深夜で怖いから
ケータイで位置情報を追いつつ
めちゃくちゃ寒いオートリキシャーで運んでもらいました。

すると運転手のお兄さんに
また限りなく英語に近い他の言語で

「ケータイをしまえ!
デリーでケータイなんか見て歩いてたら、スられるぞ!」

と結構強めにおこられ。

「デリーは危ない
命はお金より大事だ」
(life is more important than moneyという中学英語の教科書の例文みたいなことを言われた)

となんだか脅され。


やっと着いた〜〜
と思ったら、なんかバリケードが立てられもうこれ以上前に進めないところに連れて来られました。

そこに立ってたセキュリティだかポリスだかに、

「これ以上先には進めないよ.
女の子2人で、こんな時間に何してるんだ
危なすぎる
早くデリーを出た方がいい」

といわれ。

こちらとしては
強行突破してくれよと思ったが
なんかインド人がみんな揃って

デリーは危険だ、早くこの街から離れろ

って言うもんだからだんだん怖くなってきて


これ以上進めないんだったら
一旦観光インフォメーションに戻って

とオートリキシャーのお兄さんに頼みました。


全く何をやってるんだか。


そして観光インフォメーションにまた出戻り。


またホテルに電話をかけて、
どうやってそこまで行けばいいかを聞きました。

すると今度は

「デリーは今、宗教的なお祭りがあって2.3日ロックダウンしてるんだ、市街地には入れないよ」

と言われました。
またこいつら言ってること変わってるよと思いながら

入れないもんは仕方ないから、運が悪かったなあと思い、とりあえず朝まで雨風凌げるゲストハウスを探すことにしました。


すると今度は観光インフォメーションのおっちゃんが、

「デリーは高い宿しかなくて危険だ
早くデリーから出た方がいい」

と。
またお前もデリーから出ろって言うのか、デリーにある観光インフォメーションセンターのくせにと思いながら

じゃあどこに行けと言うんだ!!

とキレました。


そしたら、元々インドではどこに行く予定なんだい?と聞かれ

当初の予定
・丸一日タージマハル&アグラ観光
・日帰りバラナシ

の旨を伝えました。


そしたら、じゃあ今(24:30)からバラナシに行けば明日なお昼には着くよ

と言われ、
いやざっと計算すると12時間も車で移動するってこと?正気?となったけど

このままこの出会って1時間も経たないインド人のおっさんに囲まれたら囲まれたで安心できないので

同じ不安をとるなら前に進む不安を取りました。

とは言いつつその先どうするの?って話で、
不安は増えるばかりなので
そのおじさんに、12時間移動してバラナシ行くのはいいけどそのあとは?と聞くと

「バラナシに1泊して
次の日にタージマハルがあるアグラに行けばいい!またそこに1泊しなよ
最終日夜の便だろ?最終日にアグラからデリーに戻って日本の飛行機に乗る、完璧だ!」

と😅

まあたしかに完璧かもしれん
というかもう不安と眠気で思考停止してたので、バラナシとタージマハルに行ければなんでもいいモードでした。

まあそのプランで残り丸3日過ごすとして
せめてもホテルは自力で取れたとしても、ドライバーを今から探すの大変なんだけどって言ったら

日本語が通じる、インドで有名なツアー会社があるからそこを紹介するよ

と言われ、もうここからは日本人の悪い癖
すっかり目の前の人間を信じていました。


それで、彼が勧める日本語が通じるツアー会社と話すと

もうこの時間、バラナシに行く手段は車しかないから、ドライバーを10分後に手配するよ

と。
この時に全て仕組まれていたことだったと気付くべきだったんですねえ

冷静になると、24:30に路頭に迷った日本人の女の子が、デリーから10時間以上離れた街に行きたいっていうのに

もう既にドライバーが確保されてることがおかしいのよ


まあそんなことも考えられないぐらい混乱してたので、

もういいよそれでよろしく

となって、あとはホテル予約すればいいんでしょというテンションでいたら

ホテルもこのツアーに含まれてるよ
含まれてないのは、ご飯とチップだけだよ

と言われ
疲弊してた私たちはなんで素晴らしいんだと思ってしまいました…ね…


それでもって
安全は確保されているかわからない、とりあえず行きたいところには連れてってくれるらしい謎の怪しいツアーにそこそこな大金を払って25:00深夜のデリーを出発しましたw


最後にご飯を食べたのは、ダナンでのバーガーキング17:00

そろそろお腹も空いていいはずなのに、人間よくできていて、安全が確保されていないと全く空腹も感じないんです。

マズローの欲求五段階節
あれは嘘でした。
これは生理的欲求も安全欲求も当たり前のように満たされた日本では気づけないことでした。

結局次の日の14:00ごろまでお腹も空かず何も食べず

さすがにデリーを出発して数時間は、本当にバラナシに向かってるかわからないし

友達と交代で睡眠をとっていたんですが

まあなんだか大丈夫そうだったので
気づいたら2人で爆睡してました
(今考えると冷静にやばいw)


で、デリー到着15時間後。
もう昼の12時ぐらい。

やっとバラナシ到着

まあ、想像通りカオスな都市だったんですが、何がカオスか語っていたらこの記事はとんでもないことになりそうなので割愛します。

神聖な動物ウシさん

バラナシに着くと

ゲストハウス的なホテル的なところに連れて行かれ、やっと落ち着ける拠点ができました。

お湯は出なくても驚かないぐらいの心構えでいたのですが、思ったよりもちゃんとしていて一安心。エアコンはつかなかったけど。

そこからガイドさんが来て、バラナシの街を案内してくれました。


その時に思ったのは、これ自力じゃこの街歩くのこわ…

インド人の大きめの男性が近くにいてやっと前に進めるという感じでした


夜はゲストハウスのオーナーのおじちゃんがカレーを作ってくれたのでいただきました。

まあ当たり前のように日本で食べるインドカレーの方が美味しかった。


そのゲストハウスでは泊まった人たちがみんな壁にメッセージを書いていて、見てみると


そりゃそうだ

騙されてるんだろうな…
けどこの距離の移動と、ガイドしてくれてホテルもあってだとこんなもんなのかな…

と騙された自分を認めたくありませんでしたが、ここで確信に変わりました

タクシーのじじいもオートリキシャーの運転手も、多分電話の先の人もホテルの人じゃないし

みんなみんなグルだったんだ!
と思うと今でも怒りが込み上げてきますが、

まあ最後まで身の安全が守られてればなんでもいいやとのことで、騙されたことを引きづらず日本に安全に帰ることだけを考えました。

このメッセージにあるように、
「日本人らしく清く正しく優しく生きよう」
そう思えたインド旅行でした。

これがデリーに着いてから約24時間ぐらいの出来事。

今こうして面白く人に話せているので、とてもいい経験ができたと思ってます。


最後に、じゃあどーやったらこの詐欺は免れられたか?という振り返りと反省なんですが

色々検索してみると、この手の詐欺はめちゃくちゃよくある話だそうで

これもまた自分のリサーチ不足だなと思いました。


多くのインド旅行経験者が語るのは、ホテルの送迎サービス利用する一択!

uberも電波が繋がってないだのなんだので、車はたくさんいるし見つけづらいから、行く前にSIMカードを用意していく以外あまり信用ならないとのこと。

そもそも送迎サービスないホテルに泊まるなってことですよね。

あとは、事前に予約できるシャワーとかもある空港ラウンジがあるみたいなので、明るくなるまでそこで待機するという意見もありました。

大体日本からの便は、インドの夜に着くので女性の方はその方が安心できるかもしれません…

あと要注意なのが
デリーの空港はセキュリティが厳しく、空港から出たら、当日の搭乗券を持ってない限り再度空港内に戻れません。

騙されそうだからまた空港に戻って待機しよう
ができないのでくれぐれも注意が必要です。


今回の経験でインド人本当に大嫌いになりましたが、冷静になるとけど人口が多い分、悪い人が多いのも当たり前。

日本でも普通に暮らしてたら強盗殺人に襲われたりするぐらいなので、日本人だからみんないい人というわけではないですよね。

騙されたことと空気が汚いこと以外は
概ねインドを楽しめたので、

今度はまた騙されず、1週間ぐらいインド行きたいなあと思いました🇮🇳

ちなみに、
よくインドに行くと人生観変わると言いますが
概ね変わりませんでした。

概ねというのは
人間安全が確保されないと腹も減らないんだなあ
ということには気づけたので
人生観というレベルではないか

人生観変わった人がいたら
何がどう変わったか教えて欲しいです

これは私はまだインドを堪能しきってなかったのかどうなのか

ではまた🫰🏼

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