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寝起きに考えたこと

寝起きにふと考えた。毎日マスクをして汗をかき、顔半分だけ痩せたのではなかろうかと。
顔を洗い鏡をのぞくといつもと変わらぬ自分がいた。
そこでハタと気がついた。
そんなことがあるならば、服を着ているこの身体はとっくの昔に痩身ボディになっているはずじゃないか。
下らぬ考えは止めることにした。

人間だから当たり前だろうが、よく考える。
でも、考えずに、いや、考えながら走り出すことも多い。
時間が無い場合があるからで、そんな時には経験で補い最適の着地を目指す。

昨夜は合気道の稽古であった。
この道場に通ってくる皆さんは格闘技関係の未経験者ばかりである。
そして、私の年齢に近い人が多い。
若い力の強い相手にガンガン稽古をやりたい気持ちはまだ残るが、私の合気道人生最後になるであろうこの道場である、これでよかったと思っている。
各々の目的・目標に向かい、進むことのお手伝いが出来ればいいと思っている

皆さんは私と同様で残された時間が当然短いわけであるから、まずは考え理解しての稽古を推奨している。
しかし、なかなかすべてはうまくいかない。
それが個々の合気道観や格闘観と本来の合気道とが違うからではなかろうかと最近気がついた。
合気道とは何であるか、このことは死ぬまで追い続けなければならないことであろう。
しかし、畳の上で行う合気道の技術はある程度は身体で考え身体で覚えることの出来ることなのである。
力だけ、根性だけでどうにもならないものがあるように頭だけでもどうにもならないことがある。
まずは頭で考え、そして、身体で考え、覚え、ある域まで到達して再び頭で考えることが必要なのかも知れない。
基本の動作を身に付けてもらい、それを用いて稽古をし壁にぶつかった時点で再びよく考えることなのかも知れない。

しかし、言うは易し、行うは難しなのである。
『マスクダイエット法』なるものが世に流行らぬことを知るように『行うは難し』をまずは体得すべきなのであろう。
そうすれば自ずと考えることが待っている。

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