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低賃金、スキル不足、人口減少…なんとかしなければいけない日本

米国よりエンジニアの賃金が低いというのはよく聞かれる話ですが、アジアを中心にいよいよ世界基準で日本が低賃金の国になりつつあります。

例えばシステム開発マネジャーの賃金が10年間で日本は1%の減。中国が76%増、インドが83%増、タイが110%増とアジアの新興国が高い増加率となっており、もともと高額な米国でさえ19%の増加だそうです。

シリコンバレーからしたら、「スキルや納期意識に比べて日本のエンジニアが割安」というのは悲しいところ。香港では職種によっては日本よりも給与が2倍もあります。

しかも人材確保の難易度が、調査対象の34ヵ国のうちワースト2位。それだけ需要があるということとはいえ、人材も足りていない。言葉の壁に加えて賃金も低いとなると、外国人を誘致するのも難しい。育成だって時間が掛かる。

さらに極めつけは人口減少。人材不足の中、女性の活躍する機会が増えるのは望ましいですが、共働きの我が家でいうと子供二人育てることが精いっぱい。毎日息つく暇なく平日が過ぎ去っていきます。今後受験するとなると親も子ももっと忙しくなるそうです(うちは2年後?)。考えたくない~と思うのが正直なところ。仕事が忙しいと晩婚化も進みそうです。

憂いていても仕方がない。GDP、人口が減ることを前提に、どう移民政策を行っていくか。高齢化や移民により、これまでにない社会問題が発生するだろう中で、どう対処していくか。そんなことが国に求められています。

自分事として考えると、そういった状況の中で、家族や同僚、地域社会がどうしたら幸せに過ごせていけるか、考え行動しないとならないなぁと痛感します。

私としては経済成長だけが正解じゃないと思っています。とはいえ、精神的にも、経済的にも貧しくなっていくことが良いわけはないので、グローバルでみたときの日本の独自性、人々が余裕を感じられる経済政策やビジネスモデルをきちんと見極め、日本に少しでも貢献できるようビジネスパーソンとして働いていきたいなと改めて感じました。

Photo by Ryoji Iwata on Unsplash

#COMEMO #NIKKEI

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