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会社のお兄ちゃんに怒られた話

わたしにはどうやら
会社内に兄がいるらしい

同じ部署の先輩が
「俺、いけだのお兄ちゃんしてるから」と
周りの人に言っているらしい

今までお兄ちゃんムーブをされた
記憶はなかったけれど

「いけだが迷惑かけていたら、
俺に言ってください」って
言っているらしい

私のお兄ちゃんは言う
結局はこの会社で生きていくことに
必要なのは「人間力」だから

すごく仕事ができて
性格が悪く好かれていない人と

仕事がちょっとできて
周りから好かれている人では

実際、仕事がちょっとできて
周りから好かれている人の方が
出世をしやすい気がする

ある時、会社のお兄ちゃんに
会議室に呼び出されて
「いけだはこれから
どうしていきたいの?」と聞かれた

なんか本人はお兄ちゃん気分で
聞いてくれているのかもしれないけれど
なんか嫌だなと瞬間的に思った

正直、これからどうしていきたいとか
キャリアをどう描くかなんて
女性は男性と違うし
会社の人に話すのもなと思った

わたしは無難な答えを返す

続いてまた質問をされる

「去年、東京に転勤をしてきて
モチベーションは上がった?

東京来る前と来た後で
仕事内容は変わっていないけれど
なにか変わった??」

うーん、考えたことなかったな

結婚を機に転勤をしてきたから
環境はすごく変わったなと思うけれど
仕事面ではあまり大きな変化はなかった

営業先と
一緒に働くメンバーが変わったくらい

転勤前は場所と人が変わっても
上手く一緒に
働けるかなと思ったけれど
意外とすんなり溶け込んで働けた

仕事に対するモチベーションは
転勤前と特に変わっていない

…変わったのは上司くらい

前の上司は生理的に受け付けない人だった
社会人になって初めて
生理的に受け付けない人に出会った

その人と関わることなく
仕事ができるようになったのは
結構大きな変化だったかなと思い

さきほどの
「東京に来てなにか変わった?」の回答に
「上司が○○さんじゃなくなったのが
大きいですかね」と
少し笑いながら答えた

すると、会社のお兄ちゃんに
「そういう風にふざけて話していい事と
悪いことがあるよ」と怒られた

うーん

なんか自分の中では
すごく本音だったのに
ちょっと残念だった

上手く言えないけれど

家に帰って彼にこの出来事を話す

「いけだの先輩はいきなり怒るより、
まずどうしてそう思うの?と
聞くべきだったね」と
彼は冷静に分析をしていた

自分が求める回答じゃないからって
相手に怒るのは違うし

わたしもせっかく時間を取って
聞いてもらっているのであれば
「ふざけているわけじゃなくて
真剣です」と訂正して
向き合うべきだったのだろうなと思った

コミュニケーションって
大事だなと思った

わたしもその前の上司の回答だけ
真面目にせず、

無難に70点くらいの
「東京に来て、環境が変わって
モチベーションも高く仕事しています」 
くらいの
回答をしていればよかったかなと思った

会社の人と本音で話すことって
難しいなと思う

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