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楽しく続けるために、自分にとっていいものを取り入れていくということ

2週間前から超夜型だった生活を朝型に変え、SNSの利用を大幅に減らした。おかげで体調も心もすこぶる調子がいい。

朝型生活の良さは、いろんなところで耳にするので気になっていた。それでも実行に移せていなかったのはだらしなさが一因だったりするのだが、ある時ちょっとした疲れを感じたことをきっかけに思い切って切り替えることにした(最初は何度か二度寝したが)。
朝から予定を立てて活動する。単純なのに、遅い時間に同じことをするより清々しい気持ちとやる気に満ち溢れている自分。朝から豆を挽いてドリップしたコーヒーもなんとおいしいことか。

また、SNSに使っていた時間を自分のための時間に置き換えたことで、自分に必要なことに集中できるようになった。
SNSにどっぷり浸かっている状態だと、時として他人の感情に飲み込まれそうになる。わたしの感受性が強いからかもしれないが、どうしても他人の発信を自分事として捉えてしまう傾向があり心が沈みやすい。
誤解を恐れずに言えば、「強い憧れ」も「過度な理想」も時として自分の軸がおかしくなってしまいかねない。自分の心が「他人軸」になってしまう感覚。
ただわたしにとって今の環境は、SNSでの繋がりと情報で構成されていることが多いため、すべてがそうだとは言えない。むしろSNSがあってよかったなぁと実生活で救われた部分も多く、とても感謝している。

おそらくオンライン生活が前より増えたからこその苦しみなのかもしれない。そしてコンテンツに触れることが大好きでたくさんの発信を観てしまうが故の疲労なのではという仮説だ。
そこで、自分が無理なくSNSや発信された情報と付き合えるように、今後もSNSや発信を楽しみたいという気持ちから冒頭のようなスタイルで過ごすことにした。
(SNSは一切使わないということではなく、必要なものを必要な時間だけ使用するというスタイル。今まで中毒のように見ていたので、それに比べると大幅減した)

情報や発信をサステイナブルにしていくために

この2週間で感じたのは、結局のところ自分にとって必要な情報は減らした中でも自分に届くようになっている。

現時点では特に不便なく、チラッと目にした時に入ってくる情報で満たされている。必要な情報はこちらから引き出すか自分の元にくるように設定する。必要以上に情報を追わなくていい。

しばらくはこのスタイルを継続しつつ生活していくつもりだ。

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そして今の生活をしているうちに、一時の感情より普遍的な情報を大切にしていきたいと思う気持ちが強くなってきた。
そのためにまず思いついたのは古典や名著を読む・知るということ。『100分de名著』という番組は知的好奇心や自分の思考を揺さぶってくれる。
そしてわたしにとってもうひとつ。食の生産者の哲学を知ったり、食を通して世の中を知り、考えること。特に今は『STANDART』という雑誌を愛読している。コーヒーを通して、いつ読んでも学べたり面白いと思えるようなもの、考えるきっかけが詰まっており、読む時期によって感じ方が変わってくるのだと思っている("時流は取り入れてもトレンドは追わない"と編集の方もおっしゃっていた)。
わたしもそういった普遍的なコンテンツがつくれるようになりたい。

なにもかもすべてを取り入れるのではなく、かといって全否定するのでもなく、自分にとっていいものを自分の必要な分だけ取り入れる。必要なものに時間を使う。
情報や発信に対してもサステイナブルに生きていくために、自分なりの方法で自分の軸を持って生活していきたい。


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