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服装史ⅩⅧ

1940-1950年

世界で戦争が起こり、ファッションも動きがほとんどない中で1945年にヨーロッパ各地とアメリカで、パリ・オートクチュール協会が主催した展覧会「テアトル・ド・ラ・モード」が開催されました。この時代のオートクチュールでは多くの有名なデザイナーが誕生しています。裁断とシルエットで評価されたクリストバル・バレンシアガ:Christobal Balenciaga (1895-1972)、ユベール・ド・ジバンシー:Hubert de Givenchy(1927-2018)、ジャック・ファト:Jacque Fath (1912-1954)らがいます。

中でも1950年代、クリスチャン・ディオール:Christian Dior (1905-1957)が様々なスタイルを生み出していきました。1947年に「ニュールック」を発表しました。

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裾広がりのスカートにハイヒール、女性のほっそりとしたウエストを強調するバストと優しく丸い肩線が特徴です。1954年秋に発表した「Hライン」はアルファベットの字形から着想を得たシルエットとされています。

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直線的なドレスで肩幅とスカートの幅がほぼ同じデザインでした。1955年春に発表したのは「Aライン」です。

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ウエストが少しくびれた裾広がりのデザインでした。1955年秋には、「Yライン」を発表しました。

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上半身にボリュームを出し、下半身はスリムなデザインでした。

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