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服装史ⅩⅨ

1960年

1960年代は若者が新たなスタイルを築いていく時代でした。ロンドンのストリートファッションであったミニスカートに注目したデザイナー、マリー・クワント:Mary Quant(1934-)はオートクチュールでミニスカートを広めました。また、より多くの人が手に入られるよう、既製服をつくる取り組みが増え、これらがプレタポルテ:prêt-a-porteです。

この時代のオートクチュール界では、イブ・サンローラン:Yves Saint-Laurent(1936-2008)がオランダの抽象画家モンドリアンから着想を得た「モンドリアン・ルック」などを発表し注目されました。

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下記の画像はピエール・カルダン:Pierre Cardin(1923-2020)のデザインです。「フェチュール・ルック」「コスモ・ルック」といった宇宙を連想させる前衛的で未来派的な作品を発表し、注目を集めました。

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下記の画像はパコ・ラバンヌ:Paco Rabanne(1934-)のデザインです。この時代に生地としてビニールやプラスチック、アルミニウムなど異素材を使うことは珍しく注目されました。

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下の画像はアンドレ・クレージュ:Andre Coureges(1923-2016)のデザインです。当時のストリートファッションであったミニスカートを幾何学的シルエットにし発表しました。

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