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少女漫画はいつだって魔法をかけてくれる

少女漫画とは女の子のためにあるもの、ということで女の子にとって癒される展開やきゅんとする台詞、シチュエーションというものが好まれる。現実とは離れてそんな世界観を感じ入っていたいという気持ち。実際に私もそう感じる作品にこそはまっていくからだ。その一方で、共感できないという理由で離れて行く読者もいる。また少女漫画とは絵が綺麗かどうかということで読むか決める人も多いようだ。繊細な感性で情景描写が細かく美しく展開する少女漫画ではこういった要素が大切だとされている。特に思いが通じ合うまでの心の揺れ動きは素晴らしい。


そして少女漫画には二人は幸せな結婚をしましたという終わり方がかなり前からある。今でも最終巻の表紙にウエディングドレスの主人公の姿が描かれているのを時々見かける。実はラストで主人公が結婚することになるパターンとはときめきトゥナイトという漫画が終了した時に「ウエディングドレス姿を見せて下さい」というリクエストが殺到したことから始まっていると聞いたことがある。

※もしかしたらこの漫画じゃないかもしれない。
 これについては曖昧な情報になってしまって申し訳ない。


結婚が女性にとって人生におけるゴールとされていたのは何年前くらいまでのことだっただろう。そんな風に考えたら少々時代錯誤であるとも取れるのかもしれない。今は多様性の時代だ。けどその設定は当たり前のように採用されている。それだけそんな夢のある結末が求められているということだ。

たまに結婚後の姿まで漫画化することもあるが、その時はもちろん相手役の男性が変わらず主人公を愛していて、さらにイクメン。気配りも行き届いていて何でも二人で協力してやっているという状況で描かれていることが多いと思う。それはスパダリ(スーパーダーリン)とも呼ばれる、女性にとっての理想を全て詰め込まれている男性像のことを言うらしい。




少女漫画は一種の魔法のようなものだと思う。一瞬にして夢を見せてくれる。そこには自分の好みの男の子だったり、応援したくなる主人公の女の子がいる。時には当て馬とされるキャラクターの方が主人公の相手にふさわしいと思うこともあるかもしれない。いずれにせよ、そこにはたくさんのきゅんとする展開が待っている。恋愛に対してポジティブな気持ちになれる。ときめきで心が満たされたりもする。そのおかげで頑張れたりすることだってある。だから私は少女漫画が好きだ。






ちなみに私が最近お気に入りの少女漫画は「ホタルの嫁入り」「太陽よりも眩しい星」「多聞くん今どっち!?」だ。これは大手出版社からの宣伝で知ったのでわりと有名どころの漫画だと思う。これに異世界もの、転生ものなども入って少女漫画となるのだから本当に幅が広いなと思う。ぜひいつかアニメ化して欲しい。

2024年冬シーズンは悪役令嬢ものを見る予定。今から楽しみだ。

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