パリでよくスリに間違えられていた話
初めてパリに住んだ時、ちょうどベトナム系の子供の集団窃盗みたいなのが頻繁に起こっていて、以前自分もスラれそうになった事があったのですが、今回は自分も一味に見られていたという話です。
パリでは、ショルダーバッグなどは引っ張られて引きずられたりするので、荷物は諦めてすぐ離せと言われます。メトロでスラれそうになったとき、見てたおじさんがお金は靴下に入れておけって教えてくれました。
ちなみに、割と安全なドイツから遊びに来た友達は、本当にお金を靴下に入れていて、ドイツ人じゃなくてスイス人のテイで行くからとかなり警戒していました。
当時私は古着が好きで、パリにはたくさんいい古着屋があるのでよく行ってました。そこで買った結構ビリビリになったデニムをはいてミリタリー風のジャケット来て手ぶらでメトロのホームを歩っていたら私を見たおじさんが自分のカバンをさっと隠しました。
近所のスーパーと安い服屋でもドアにいる警備員に止められて荷物検査される事が何回か起こりました。レジしてすぐのところなのに君ちょっと待ってって言われます。そしてみんな、あれ?何もとってないじゃんっていつも驚きます。
見た目に問題があったみたいですが、そのおかげで自分自身は危ない目に遭いそうにもならず平和に過ごす事ができました。
2回目にパリに住んだ時も、出勤の電車の中で、ジプシーのよく観光地で耳が聞こえないふりして募金をせがむ集団に何故か気に入られ、みんな私の席の周りに集まってきて、他の乗客にお前もかという目で見られることもありました。その子達も仕事に向かってると言っていました。
彼らは片言の英語と筆談でいろいろ伝えてきたので、母国語しか話せないのかなと思っていましたが、後で考えたら向こうも私が母国語しか話せないと思ったのかもしれないなと思いました。アジア人の容姿をしているとよくあることです。
最初にパリに住んだ時から7年くらい経ってもまだそう見られていたので、自分の生まれ持った貧乏オーラはいまだその類と同じということがよくわかった出来事でした。
みなさんもお気をつけ下さい。
では、良い1日を。
Mia
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