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サンドイッチからのハンコの話

ここのところいいお天気がつづいていて気持ちがいい。
5月に入って今日からやっと通常営業が始まり、月替わりサンドイッチを作った。GW中はレギュラーのサンドイッチのみでも、ほぼ問題なかったし、作り手としては慣れているし、忙しい割には楽に営業できた。
毎月の月替わりサンドイッチは、特別なレシピだし、ネーミングも組み合わせも超オリジナル。自分で考えだしたものだからこそ緊張する。店頭では同じようにショーケースに並んでいる。売れるのはレギュラーのサンドイッチなのだけれど、予約は圧倒的に月替わりサンドボックスが多い。
GW中は「いっそ月替わりサンドを作らなかったら楽だなー。私が休んでも作れるしなー。」って思っていたけれど、今日、大量の予約のサンドイッチを作りながら、これだけ楽しみにしてくれている人がいるのだからもうちょっと頑張ろーって改めて思った。

昨日は今日のための予約の計画やら仕入れやらで、細切れにしか自由時間がなかった中、ふと思いついて娘の実印を作りに行くことにした。
私もそうだったのだけれど、小学校の卒業式にもらった印鑑を銀行印につかっているし、実印を作ってあげなくては!とずっと気になっていたからだ。

私が今の娘と同じ歳の頃、結婚しようと思っていた私に父が実印を作って(買って)くれた。その時にハンコ屋さん(開運印鑑とか書いていた)が、苗字なしで名前だけにしたらずっと使えると言ってくれて、迷わず「三和」印にした。
自分の名前だけのハンコがとっても気に入った。それで通帳を作り、印鑑登録をし、結婚も離婚もし、車を買ったり、お店を開いたり、そして土地も買った。
押すたびに、責任と自分の「気」を注入しているような感じ。
たかがハンコかもしれないけど、自分で道を開いていくと言う意味では開運とも言えるなぁって今は思う。

そして娘と一緒にハンコ屋さんに行って「実印作りたいんですけど」って言うと、実印はどういうものかとか、ハンコの素材とか、掘り方の種類とか色々教えてくれた。そして「フルネームか、苗字だけか、名前だけか、どうします?一番いいのはフルネームだけどね」と。娘は迷わず「名前だけにします。」と言った。彼女の名前は一文字だしかっこいいハンコができそうだ。
そのうちハンコなしの世の中になるかも知れないけど、この決断の一押しってなんか神聖な感じがする。自分の道は自分で決めて生きて行ってほしい。

オーダーしたあと、娘が急に「神社に行きたい!」って言い出したので「よっしゃ行こう!」とお参りしておみくじをひいた。(わたしはひかないけど)大吉!

今日、プールで泳いだ後、着替えていたら隣の女性が「昨日は大安だったからねー。銀行へ行ったり用事をまとめてしたのよー。」って何気なく話しかけて来た。「ほんとですか?よかった!ちょうど娘の実印作ったので。教えてもらってありがとうございます。」って答えた。
帰宅して、調べたら更に一粒万倍日だった。
抜き打ちテストの結果、めっちゃいい成績だとわかったみたいに嬉しかった。
自然体で生きてたら、センサーがそうなっているんだろうなー。

写真はそろそろホットドック作りたいなーのpic

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