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本とビールと散歩

お誕生日月でもある4月はなにかしらステップアップしたくなる。
普通の話を書き始めたのも4月だったし、昨年は、たまに読むだけだったnoteに投稿をはじめた。遡って数えてみると1年で100本以上も書いていた。
「我ながらよく書いているよな。」
でも普通の話(HPに書いていた日記のようなもの)は毎日2〜3年書いてたし、お店のHPも毎日更新してるし、カレンダーは25年間、手書きでびっしり毎月書いている。せやからなんやねん!って感じだけどね。
今年のステップアップはというと「物件ゲット!」かな。まだまだこれからだけど、このお楽しみ部分を文章に残していけたらなぁ。

昨日、STANDARD BOOKSTOREの中川さんと昼間っからビールを飲んでしゃべった。俯瞰で見ると「あの有名店の中川さんとサシ飲みするとは!」って不思議な感じもあるけど、緊張もなく、ずっと前からの友達みたいに普通だった。
昼ごはんを食べながらビールを飲んで、鹿のうんこの匂いよりもいろんな香水の匂いがする外人だらけの奈良公園をぶらぶらしゃべりながら歩いた。
仕上げにもっかいビールを飲んで、彼はJR奈良駅方面へ、私は自宅のある山方面へ「ほなまた!」って別れた。

彼は心斎橋店閉店後、茶屋町のあと、天王寺に開業していたけれど、昨年閉店し、今また物件を見つけたところ。私も同じく店を移転しながら続けて、今また物件を見つけたという、似たような状況でもあり、本好きでもあることから、その辺りのことで話が弾んだ。

そういえば、私がMIA'SBREADに突き進んでいったきっかけの本は、堀井和子さんのピンクの包み紙のような装丁の本だった。それはもうボロボロになるまで読んだ。
ピンときた本はとにかく「買っておく」というアクションが、今の自分を作ってきたとも言える。背表紙のタイトルを見るだけでもなにかしら、力をもらえるような、自分の一部のような、過去のような、未来のような、そんな感じがする。
図書館で借りるのではそうはいかない。ずっとそばにあるからいいんだなー。
選んだ本の中に、自分の要素が含まれていて、ヒントがある。そう考えると本というのは宝箱のようなものでもある。

パンやサンドイッチをずっと作っているけど、実は本を出版したことは特別に嬉しい出来事でもある。もう18年も前にファーストブック「ミアズブレッドのサンドイッチのつくり方」を出した時にこのために私はパンを作っていたのか?と思った。
近著の「サンドイッチブルース」は自分でも好きな本。

今はこういうふうに、書けるプラットフォームがあって便利だけれど、やっぱりまた紙の本出したいなー。



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