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【2024年お菓子・パンづくり#8】ヴィクトリア・サンドウィッチふたたび

友人が家に遊びに来てくれることになった。6歳の息子を連れて。
彼女と会うのは13年前に京都で会って以来。故郷に帰った彼女と会うため、わたしは横浜から、彼女は福岡から、中間地点の京都で落ち合って一泊したのだった。

13年前とはっきりと覚えていられるのは、宿泊した翌日が東日本大震災が起きた日だから。毎年思い出す。

お互い結婚し彼女は子どもも産み、いろいろと環境が変化してのちの再会。
今回彼女は、子どもが反抗期で自身も忙しくてんてこまいな東京の友だちを手伝いに来るという。優しくていつも人のために尽くす友人らしい…自身もいろいろ大変なのに…!

手づくりお菓子でお茶しようと思っていたけれど、彼女は夕方にはその友だちの手伝いのために戻るとのことで、ランチに変更。
だけどお菓子も焼かずにはいられず。あれこれ考えて、2年前に一度作ったこれに決定。ストロベリージャムを挟めば子どもも喜ぶに違いない!

バターケーキは日持ちがするし少し時間がたったほうがおいしいので2日前に作っておいた。今回は全部混ぜではなく、オーソドックスなバター→砂糖→卵→粉の順番で混ぜるシュガーバッター(sugar batter)法で。
当日、半分にカットして、ジャムを塗る。

やっぱり前回より生地がきめ細かいね
粉砂糖を振って完成!


ランチは、サーモンとクリームチーズのベーグルサンド、ミネストローネ、キャロットラペなどサラダ、いとこ煮(小豆とさつまいも)。
友人は喜んでくれたけど、6歳のCくんには不評…
ベーグルの玉ねぎがダメ、スープのトマトがダメ、キャロットラペに入れたレーズンが嫌い、豆も嫌い……
見事に外してしまった。ごめんねCくん。。

いとこ煮だけ"和"だけど、「お母さんはあなたに合わせてるけど本当はこういうのが食べたいのよ~」と喜ばれた

残念ながらお茶する時間はとれず、おみやげに持って帰ってもらうことに。彼女のお友だちの分もカットしたらほとんど残らず。

彼らが帰った後、わたしは彼女のおみやげのロールケーキと自分のケーキで一休み。

うん、おいしくできてる。味見できてよかった

彼女は後日、ケーキがすごくおいしかった、友だちの子どもたちにも好評だったと伝えてくれた。「しっとりしてて、ジャムもおいしい!」と言っていた子もいたとか。よかったよかった。

13年分の出来事なんて数時間で語りつくせるわけもない。
一人になってから、あれもこれも話したかった…という気持ちになった。せめて一晩中語り明かせたら……
いや違う。これでいいのだ。こうして会えただけで十分すぎる。人生はこうして進んでいくのだ。わたしは幸せだ。


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