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ワタシの月の店ができるまで 第二章

2018年月の店がオープンして、6月28日で丸4年が経ちました。

オープンした頃は、まさかこんな世の中になるとは。

濃密すぎる4年、意味のある4年、これまで気にかけてくださっていた皆様に、改めて感謝と御礼をお伝えいたします。

2020年8月に、

『 ワタシの月の店ができるまで』を投稿しました。

ざっくりと、今の四谷の物件が決まる瞬間からオープンまでをまとめています。

こちらは無料で読めますので、ぜひこちらを読んでから、この二章をお読み頂ければと思います。

ここからは、あの頃に戻って、契約が終わりお店が出来上がるまでの、ドタバタ劇の詳細を綴りたいと思います。

(ちなみに、この一章を抜粋して、通販でお買い物してくださったBOXの楽しく読める使える緩衝材として、新聞のような、ポスターのような"月の紙"を作りました。

こらから、もしも通販でお買い物してくださる機会がありましたら、お楽しみに)

・・・・

2018年4月3日、13時。
不動産の方々と内見の待ち合わせ。
四谷四丁目交差点、ビルの前に集合。

不動産のおじさん「高橋さんの前後に、同じく内見する人がいるから、倍率高いよー」とドキドキなコメントを聞きながら、3階へ上がって、

すれ違った2〜3名のその筋のおじさんチーム(勝手にその筋としているが、かなりヤバい匂いがした)が1番目の内見者だった。

やっべーーこえーーー!でも、負けたくない!このおじさんたちには取られたくない!

13:05、ワタシは初めてこの店の扉を開けて入った。

そこは、フレンチの居抜き物件でした。元の店主は体調不良で急に閉じざるを得ない状況、というのが目にズバリ入ってきました。まるで、天災でとりあえずこの場を去らなければ、というような空間。家具も調理器具業務用の巨大な冷蔵庫なども、全てそのまま。

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