日本人女性が結婚相手に経済力を求める理由(わけ)


日本一時帰国中、絶賛婚活中の若い女性と話していて、そして、その母世代や祖母世代と話していて思ったのは、皆が皆ではないのだけど、お相手の男性に経済力があったりありそうだったりするとすごく羨ましそうな反応をする方が多いということです。


私はバブル真ん中世代なので、その気持ちはわからないでもないのですが、ちゃんとお仕事を持って堅実に働いている女性も、結婚相手の条件に安定とか経済力を求めている人が少ながらずいて、そこのところのこだわりというかブロックみたいなものが、婚活の行き止まり地点、すなわち袋小路に入り込んでしまい、もう結婚はいいかなと思っちゃっている美女も多くいて、なんだかもったいないなと思った次第です。


なぜ、経済力や安定を求めている女性が、袋小路に入り込んでしまって身動きが取れなくなるのでしょうか。


それはきっと

女性はみんな恋がしたいからだと思うのですよ。


いくつになっても心は少女で、やっぱり素敵な男性と恋に落ちて、めくるめくような幸せな気分になりたいと思うのが女心だと思うのです。


それなのに、メディアや世間や親や友達が言うところの、羨ましい結婚生活のモデルみたいなものに縛られ、少しでもそのイメージに近いお相手を探そうと無意識にしてしまうから、たとえ、お見合いや婚活パーティーや友達の紹介で、条件に近い人と出会っても、ときめかないし、生理的に受け入れられなかったりするのだと思うのです。


また、ときめいて、恋をして結婚した場合でも、年月と共に、最初の頃のドキドキはなくなり、旦那様が恋のお相手ではなくなり、ただお給料を持ってきてくれる人だったり、お家の修理や子供の世話を手伝ってくれる便利な人というだけの人になってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そこに愛がないのではなくて、深い家族愛があり、生活は安定していて何不自由ないのですが、女性として満たされない、女性が満ち足りるための潤いが欠けている状態が長く続いてしまい、怒りっぽくなってしまったり、わけもなくイライラしてしまったりするのだと思います。



ここからが今回の記事の本題です。


日本女性が、男性に経済的や安定した暮らしを求めるのは、本来男性から得られるはずの潤い不足の代償かもしれません。

これは子供のしつけや教育に命をかけているお母さんたちにも言えることで、普段の暮らしの中で女性性がきちんと満たされないと、そこを満たすために、買い物や旅行や趣味や子供などに極端に入れ込んでしまいがちになるようです。

これは、日本人男性が普段から身近な女性を褒めたり、愛を囁いたりすることに慣れておらず、またそういう男性を軽い男と見なす日本の文化や風習にも原因があるのではないでしょうか。

そして男性の方も、女性の期待に応えようと、勉強、仕事、社内での付き合いなど、身を粉にして頑張り、家には寝に帰るだけで、でも生活費をきちんと入れているのだから、夫としての義務は果たしていると思ってしまい、夫婦間にどんどん潤いがなくなってしまっているように感じました。

実際問題、日本の長時間労働を考えてみますと、外の世界での成功や出世と、奥様に対するマメなフォローを両立するのは難しいのかもしれません。


日本でいろいろなご夫婦の話を聞いてみて私が感じたのは、日本人の奥さんの中には、新婚時代はともかく、子供が生まれてしまうと子育てに没頭してしまい、また子供が大きくなると今度は趣味や女友達との付き合いに没頭し、旦那様を顧みない方が結構いらっしゃるようです。

日本女性ほどいつも美しく着飾っていて、笑顔を絶やさず、物腰も柔らかな女性は世界でも稀だと思いますが、そのベクトルの向きが夫に見せるためというよりも、女友達の評価であったり、snsなどで世間に見せるためであったりなのは、日本人男性が上手に妻を褒めることができなくて、それがずっと続いていて、奥様の方も旦那様のためでなく自分のためにお洒落する癖がついてしまった結果かもしれませんね。


ちょっとうまくまとめることができませんが、夫婦間に潤いがないとお金や物、素敵なマンションや旅行など、もっと言えば子供の教育や良い学校など、わかりやすく目に見える幸せの形みたいなものに代償を求めてしまうのかもしれません。

また、日本人男性の中には、亭主関白な父親を見て育ったので、ドアを開けて待ってあげたり、重い荷物を持ってあげたり、まめに花束を贈るなどの女性の取り扱い方を学ぶ機会がないまま大人になってしまった方も多いのかもしれませんね。



元記事:日本人女性が結婚相手に経済力を求める理由(わけ)(ミカリュスのフランス語恋愛絵日記)

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