フルーツケーキ

国際結婚 - 離婚の理由


フランス人の夫とは、平日の19時か20時頃以降と週末や祝日などのお休みは、いつも一緒に過ごしているのですが、ひとりの世界が好きで大切な私にとって、長い時間誰かと同じ空間にいることが少し苦痛なときがあります。

そんな私の態度が、彼からすると物足りないようで、最近、僕たち全然会ってないねとよく言われます。

結婚して一緒に暮らしてるので、毎日会ってるのですけどね。(汗)


平日の夜は、私の作ったディナーを一緒に食べながら、その日にあったことをお互い報告しあい、食後はワインを飲みながら、ディナー時の会話の延長で、政治・経済・物事の考え方・生き方、お互いの子供の頃の思い出やこれからの計画や夢など、けっこう会話が盛り上がります。

私は美味しいお酒を飲むとちょっぴりほろ酔い加減で機嫌が良く饒舌になるので、会話も弾み楽しいときを過ごしているのです。

でも、ディナーが終わって、サロンに移って、そこからさらに一緒に何かするのは、私にとってはちょっと苦痛で、仲良く一緒にごはんを食べて、十分夫婦の会話も楽しんだので、これから寝るまでの時間は、自分の世界に浸って静かに過ごしたいなって思うのです。


結婚当初は、ディナーの後は映画を観たり、興味のあるテレビ番組のリプレイを観たり、サロンのソファに仲良く並んで画面を見ていました。

最初の頃は、それはそれで楽しかったのですが、だんだんと真横に座って同じ画面を見ている時間が苦痛になってきました。


奥さんが外で働いていようと専業主婦であろうと、男性は仕事から帰ってきて、奥さんと仲良くいろいろなことを一緒に楽しみたいと思うようです。

反対に、女性からすると、旦那さんが帰ってきたとたん、それまでやっていた仕事や一人遊びを中断しないといけないので、ちょっとめんどくさいなって思うこともあるようです。(アレ? 私だけ?)


フランス人同士のカップルは子供が小さくてもベビーシッターさんにお願いして、二人の時間を持つようにされているのですが、日本人の感覚だと結婚後も出産後もラブラブでいつでも恋人同士のように振舞うのは、体力と気力がついていかないというのが本音でもあります。


おそらくですが、これはもしかしたらフランス人と日本人の体力の差も関係するかもしれません。

誰かの家でホームパーティーがあれば深夜過ぎまで楽しめる体力のあるフランス人が多いのですが、多くの日本人女性は若いときはともかく、ある程度の年齢になってくると途中から睡魔が襲いそろそろ帰って横になりたいと思うのではないでしょうか。

カップルの時間を充実して過ごすことは、国際結婚、特に相手がアジアや中東の男性ではない、欧米のカップル文化の根付いた国の男性との結婚生活には、非常に大切なことです。

実際、日本人女性と結婚した欧米人男性の悩みの多くは、お付き合いしていた頃は、スイートに自分を求めてくれていたのに、結婚したとたん、愛情表現が減ったばかりか、会話の内容も日常の事務連絡が中心になり、ロマンチックな時間が減ってしまったということだそうです。

コレって国際結婚カップルあるあるじゃないかなって思うのですが、いかがでしょうか?


一般的に欧米の男性から見ると、お付き合いしている時の日本人女性は、とてもスウィートで可愛いのだそうです。

いつも笑顔で優しくて、彼のしてくれることが嬉しくて、それを素直に表現してくれていた彼女が、結婚して子供ができたとたん、子供中心の世界が回り出し、あまり構ってもらえなくなり、家庭での居場所がないように感じる方も少なからずいらっしゃるようです。

挙げ句の果ては粗大ゴミ扱いで、亭主元気で留守がいいと秘かに思っている日本人妻に冷たくあしらわれている男性もいらっしゃるかもしれません。


日仏カップルの離婚率はかなり多いと聞いております。

周りを見ても長続きしているカップルは、旦那様が何度目かの結婚かつある程度高齢で、結婚生活に関して悟りを開いている方(もちろん今の奥様を深く愛しているということが前提ですが、誰と結婚しても同じだと気づいている場合やもう離婚のゴタゴタはこりごりと思っている場合)や、お若くても極限まで優しい穏やかな性格で、自分があまり構ってもらえなくても、やりたいことをやって幸せそうな妻を愛しく思っており、妻が子供中心で添い寝していて自分は別室に追いやられていても、日本では当たり前のことだと納得してくれているかなり草食(絶食?)タイプが多いように見受けられます。

そうでない普通のフランス人の感覚の持つ男性と結婚したいという日本人女性がいらしたら、結婚後もいつもキレイにしてセクシーなフランス人女性のように振る舞うのがコツかもしれません。
(私はめんどくさがりやなのでできてませんが。汗)


釣った魚にエサはいらないだろうと、夫を構わないでいると、外でいくらでも出会いがある男性は、積極的なフランス女性、もしくは優しい(優しく見える)他のアジア人女性にホロっといってしまうかもしれません。


あっ、今、私、自分に言い聞かせながら書いています。


この記事、まだ続くのですが、短時間でまとめられる気がしませんので、続きはまたの機会に。

結論がちゃんと出なくて申し訳ありません。




ミカリュスの好きそうな美味しそうなフルーツケーキを見つけたから買ってきたよ。

とオレンジピールと生姜のコンフィがたっぷり入ったケーキを夫が買ってきてくれました。



こんなふうにいつも相手のことを考えて努力と愛情表現を怠らない夫ですが、私も面倒がらずスイートな奥さんであり続けないと、手応えがなくていつかどっかに行ってしまうかもしれません。

いつもこんなふうにお互い優しくできたらいいんですけどね。


<追記>

2016年11月にブログにアップした記事です。

この記事を書いたくらいから、徐々に話し合って、ディナー後の時間をそれぞれの趣味の時間として別々に過ごすことが多くなってきました。

彼は映画が好きなので、一人でヘッドフォンをつけて映画を観ていることが多いです。

私はその間、好きな本を読んだり、ブログの更新をしたり、ひとり時間を楽しんでいます。


こちらは、最近の私たちの様子です。(笑)

🔗 見る男と嫌がる女


元記事:国際結婚 - 離婚の理由(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)
November 25, 2016 13:45:42 テーマ:国際恋愛・結婚

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