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ひとを魅了するものとは

日本ハムの新監督に新庄剛志さんが就任した!
現役引退後も度々テレビで拝見していた。バリでのびのび生活されている様子とか、アーティスト活動とか、整形とか?

相変わらずだなあと(何が・・・)思いつつも
どこか憎めない彼独特の魅力に惹かれていた。

私が子どもの頃はTVで見るのはプロ野球と決まっていた。
ほぼ巨人戦の時代ですけれど。
あの頃はスター選手がいて観ていて楽しかったな~。
そして新庄選手もその一人だった。
特に日ハムに移籍してからのファンサービスは
プロとはこうあるものだと目から鱗だった。

時は流れ、「現役復帰を目指す」などと一時TVを賑わせ
本当にトライアウトを受けた時は、この人ほんとに凄い人だ、と。
しかも昨日、監督就任会見で明かされたのは
このトライアウトも監督就任への布石だったということ!

たった一人で心に決めて
それを実現すべく身体を鍛え直し
現役並みにプレー出来るまでに身体を仕上げ
そしてその後もずっと12球団の2軍選手を見て回り
ひたすら勉強を続けていたのだとか。

プロ野球界の重鎮である王さん、長嶋さんがかつてそうであったように
新庄さんも練習の虫だったという。
しかも、誰にも見られないよう早朝から黙々とトレーニングを欠かさなかったのだとか。

新庄さんが17年間大切に使い続けたグローブの話は結構有名だ。
そのグローブを見せて欲しいと言われて快諾しても
「見てもいいけどグローブの中に手を入れて良いのはオレだけだから」
と言う姿には、職人だったお父様から受け継いだ心がけを知ることが出来る。

昨日の就任会見は端から見たら電撃的の一言。
けれども彼の心の中にはずっとプロ野球に対する思いがあって
それに向かって諦めず地道に進んできた
当たり前の結果だったのかもしれない。
思いが人生を切り開いていく。
何と素晴らしい実践力!

会見最後に
人として当たり前の事、挨拶、礼儀
そういうことを若い選手に教えていく。
きっかけがあれば皆強い選手になれる。
僕はそれを引き出すことができる。
彼のやってきたことを見れば
それが夢物語でないことを教えてくれる。

サービス精神旺盛だけれど
それも全ては野球界を盛り上げるため
私利私欲のないその心に私たちは惹かれるのだろう。
久しぶりに野球ファンに戻ろう!

来季の野球が楽しみ。


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