淡路島発のロックバンド・HATAKE（Twitter @HATAKE_awaJ）は、平均年齢19歳の5人組。YouTubeで投稿しているカバー動画は最多で45万回再生を突破しており、オリジナル曲「漣」もフジテレビ系「めざまし8」の2022年8月度のエンディング曲に抜擢されるなど、ホームの淡路島を飛び出してその名を広げつつある。

やんちゃな見た目とは裏腹に、フォークとロックを融合させたような耳あたりの良い曲たちが魅力的。池澤寛太（G/Vo）が書く心情描写は詩的で繊細。ノスタルジーな北谷隼斗（Vo）の歌声と池澤の低音によるツインボーカルで、聴き手の心をグッと引き寄せる。

YouTubeでは自主制作MVや文化祭ライブなど活動初期の映像も観ることができ、演奏技術の目に見えた成長にも要注目。

実際にメンバーと話したことがあるが、5人ともライブハウスが大好きでとても話しやすい好青年。色紙などの手持ちがなかった私が「煙草でもいいですか……？」とアメスピを差し出すと笑いながらそれにサインしてくれる人の良さ。その音楽へのまっすぐな姿勢と仲の良さが、ステージ上での堂々としたパフォーマンスや楽曲から溢れるあたたかみに直結している。

近頃だとShibuya Milkywayを中心に、東名阪のイベントに出演。すでに活動5年目なわけだが、昨年高校を卒業したばかりの彼らが全国的な活動を始めたのはまだ最近の話である。各地でバンドが誕生しているなか、「淡路島出身！  HATAKEです！」という口上は日本1のインパクトかもしれない。

自分たちのステータスに負けないエネルギッシュなライブを披露する彼ら。これからたくさんの都市であらゆる音楽と触れ合って、さらなる個性を確立していってほしい。

▷以前HATAKEについて書いた記事はこちら。

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