[万葉]the spirit of words (巻5.894)
大和歌を英訳で読むマガジン(6) の第4回は万葉集巻5の894番の歌です。
神代より 言ひ伝て来らく そらみつ 倭国は 皇神の 厳しき国 言霊の 幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり……
山上憶良の歌です。「言霊」は果たして英訳できるのでしょうか。リービ英雄氏の英訳を見ながら、この歌を考えてみましょう。
[写真の説明:「蜻蛉(トンボ)は「あきづ」とも称し、豊穣の季節を象徴する昆虫であったことから、五穀豊穣な土地柄を示す地名となったらしい」(『日本国語大辞典』);「あきづ