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ディランのインタビュー・データベース

※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。

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ボブ・ディランの膨大なインタビューを可能な限り集めて一覧し検索できるようにしたデータベースについて触れます。

ディランはいろいろな時にいろいろな発言をしています。いつどこでどんな発言をしていたかを思い出そうとするとき、あるいは探そうとするとき、このデータベースがあれば、かなりの程度まで調べがつきます。

今回はそれについて触れます。

目次
Every Mind Polluting Word

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Every Mind Polluting Word

きっかけはアレン・ギンズバーグとボブ・ディランの対話に触れた次の tweet だった。

You can also read the interview in Every Mind Polluting Word — essential for anyone who wants to see Dylan interviewed over many decades.

Mind Polluting is a textbook for my @TheNewSchool @bobdylan class.

Ann Margaret Daniel (@venetianblonde), tweet, 20 November 2018 

発言の趣旨は、ギンズバーグとディランの対話は、記事で紹介された場所で読める他に、'Every Mind Polluting Word' でも読めるというものだった。

Anne Margaret Daniel さんはニューヨーク市の大学 The New School でボブ・ディランのクラスを教えている。そこでの教科書が 'Every Mind Polluting Word' だという。数十年に渡るディランのインタビューを集めたものとは。

調べてみると、いわゆる海賊版の文書だと分った。ネット上で流通している。私が手に入れたのは PDF の形式だった(2006年9月11日版、下)。ネット上ではさまざまな版が流通しているかもしれない。

かりに検索ができないタイプの文書だった場合は、いったん「印刷する」を選択し、「PDFとして出力する」を選ぶと、出力されたPDFは検索できるはずだ。

[追記(2022年11月10日)—— 2021年11月9日にこのデータベースが Internet Archive に追加された(URL  [ https://archive.org/details/every-mind-polluting-word-2nd-edition ])。これは '2nd Edition' とあり、2006年9月11日版ということなので、上記の版と同じ。PDF 形式をダウンロードしてみたが、検索可能だった]

この文書のことについては、例えば、reddit にもある。その記事に載っている文書の URL は、ディラン愛好サイトの Expecting Rain にも載っているので、よく知られているものかもしれない。

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