カナダでIT留学中の私の2017年振り返り

つい先日、カナダのバンクーバーで未経験からiOSデベロッパーとして働くことが決まったMiina(@michelle_377)です。 もうとっくに年は越しましたが去年に引き続き1年を振り返ってみようと思います。

簡単な自分のバックグラウンド:
19歳から3年間日本のwab design incというデザインスタジオでWeb/UIデザイナーとして3年働いたのち、元々興味のあった海外就職を目指して退職し、カナダでUIデザイナーを目指していただがプログラミングの楽しさに気づいてモバイルデベロッパーにシフトチェンジする。


カナダのカレッジでプログラミングを学びました

CICCCというバンクーバーにあるカレッジのWeb/Moble Developmentコースに1月から12月まで役丸一年学校に通いました。(厳密にはまだ卒業ではないのですが、もう学校に行って授業を受けるという過程は終わりました)

はじめの2,3ヶ月はPhotoshop, Illustratorの使い方だとか、HTML/CSSの書き方だとかで、そのへんは日本でWebデザイナーやってたので楽勝でした。この頃にポートフォリオサイトの枠をだいたい完成させました。

また、入学前まで先生の言っていることがちゃんと理解できるか不安でしたが、使う語彙は限られてくるし、生徒はみんな非ネイテイブだから多少考慮されてるしでそこはそこまで問題はなかったです。


デザイナー、プログラミングを始める。

日本で働いていた時にJava Scriptに触れたり学ぶ機会はあったけど、変数の概念を理解するのに時間がかかったレベルだったのでこれをメインにして働くなんて想像すらしていませんでした。

学校で習う初めてのプログラミング言語はJavaだったのですが、やっぱりプログラミングのコンセプトに慣れるまでがすごく大変でした。
forループだとかif文だとかのsyntaxはまぁ問題なかったのですが、classという概念がでてきたあたりから毎日大量のはてなマークあたまに浮かせてました。OOPは今でもぶっちゃけ難しい。
しかも広辞苑並に分厚い教科書を渡されてそれに沿っていたのですが、やっぱり英語がすんなり入ってこない…。

日本語のチュートリアルなどを見て復習する日々でした…。

今思うと授業にキャッチアップするのが1番大変だったのはこの頃かなと思います。この頃から満席だった教室にどんどん空席ができ始めます…。(最終的に学校に来るのは1/3くらいになりました)


プログラミングの楽しさに気づき始める

Javaを一通り学んだあとはAndroidアプリの開発の授業に入りました。Javaのときはコマンドラインにprintするだけでしたが、ようやくUIがある!ページ遷移できる!ってことでテンションがあがりました。

授業とは別に自分のプロダクトを作り始めたのもこの頃です。

作りたいことを構想する→コードを書く→期待通り動く

この一連の流れが楽しすぎてようやくプログラミングの楽しさに気づき始めます。この頃簡単な脳トレのゲームを作りました。5月頃です。


もちろんいつもすんなり期待通りに動いてくれるわけじゃないのですが、解決できない問題が目の前にあるという状況がモヤモヤイライラするので、そういう時こそ集中力が爆発しました。


そうだ、プログラマーになろう

プログラミングが楽しいと思えるのは良い誤算でした。UIデザインは今でも好きですが、コミュニケーション能力がとても大切な職業なので、海外で働くには語学力が足らなすぎると感じていたからです。(留学前はカナダ人の彼氏をつくって英語力爆上げしようというアホみたいな計画でいましたww)

その点プログラマーはプログラミング言語が共通言語なので最低限のオフィスコミュニケーションができればなんとかなるのではないかと。(まだ働いてないのであれですけど)

その後もう少しハイレベルなものも作れるようになり、JavaのクイズアプリをGoogle playにアップしたり、簡単なSNSをFirebase使って作ってみたり、ぷよぷよもどきのコマンドラインゲームをObjective-Cで書いたり。自分で作るものの範囲が広がってどんどん楽しくなっていきました。


本気を出して1つのアプリを仕上げる

気がつけばもう10月。就活の時期がもうすぐそこまで来てました。AndroidとiOSどちらもやってみた結果、個人的にはiOSのほうが好きなので、iOSデベロッパーかもしくは両方がいいなと思っていました。がしかし、学校のコースではiOSは始まったばかりでまだ1つもまともに見せれるような実績がない状態でした。。

そこで、単なる学生の練習用のアプリではなく、本気で世に出したいプロダクトを作ろうと決めました。

兼デザイナーでもあるので、ペーパープロトタイプを作り、Sketchで整え、アプリ内で使用するアイコンも、ロゴも妥協なく制作しました。

このアプリはこの1年で1番、、いや人生で1番集中して取り組みました。没頭しすぎて、食事すら忘れてトイレタイム以外ずっと作業していました。普段は集中して継続することが苦手な部類なので、自分でもこんなに集中できるんだと嬉しくも思いました。

気がつけばクラスメイトの何人かはすでに就活をはじめてて、私はまだはじめてないと言うと、先生含め周りからはえーーなんでーって感じのリアクションでしたが、モバイル(iOS)デベロッパーになりたいのにApp Storeに何もあげてない状態で就活なんてありえないと思っていたので気にせず制作に集中しました。
そんなタイムプレッシャーもありましたが、細かなアニメーションをつけたり、初回ユーザーにだけ出す表示をつけたりとディテールも怠りませんでした。

そしてなんとか自分の思い描くアプリのphase1が仕上がりました!リジェクトが多いと噂のApp Storeの申請にはビビリましたが、無事すんなりと次の日くらいに通りました。

ちなみに作ったのはMonoTalkという名前のアプリで、会話する相手がいなくても、質問に録音しながら答えることで英語のスピーキング力をつけるサポートをするのがコンセプトです。(ぜひダウンロードしてね★)


恐怖の就活始まる

本当に恐怖でした。このころはナーバスすぎて体調が悪く、食欲の低下、吐き気、嘔吐の日々w
北米の就活では履歴書が通ったらまず電話面接というビッグな関門が待っているのですが、特にそれが恐怖でした。
というのも未だに英語コンプレックスが割りと強くて、前に英語で電話したときに名前聞かれてるだけなのに聞き取れなかったんですよね…。ただでさえ苦手なリスニングが電話を通したら難易度爆あがりです。


夢のジョブオファーゲット!!

就活について具体的に話すと長くなるのでまた別の機会にまとめるとして、結果としては、
35社に履歴書を送って、4社電話面接オファーが来て、1社面接に進み、その面接に行った会社に無事決まりました〜!
面接に行ったのが12月15日だったのですが、その後連絡がなくだめだったのかと思い諦めていたら新年明けて早々にジョブオファーのメールをいただきました!!
初詣で就職先見つかることを祈ったのになんと次の日に叶いました!もったいない!

お金の底がもう見えていたので早めにきまって本当によかったです…。


2018年は

就職先が決まったからと言って安心できないのがこっちでの常識です。日本みたいに終身雇用みたいな文化がないので、実力がないとスパスパと切られてしまいます…。直近の目標は、試用期間を乗り越えること、英語力ももっとましにすること。かな。字幕無しで映画見れるようになりたい…

仕事が始まるまでまだ2週間ちょいあって、”この勉強しとくといいよリスト”をもらったので、その勉強をがんばることから始めます。

就活の恐怖は乗り越えたけど、次は初出社の恐怖が待っている(そうですヘタレです)


まとめ

というわけで2017年は勉強!な1年でした。2018年はより実践的な勉強!な1年になると思います。前職を退社してからここまで1年と9ヶ月かかったしお金も相当かかってます。今までの人生で一番大きなチャレンジで一番努力しました。今はただただ達成感でいっぱいです。が、まだプログラマーとしてのキャリアのスタート地点に立ったばかりだということを忘れずにあまり浮かれすぎないように気をつけます!!今年もがんばるぞー!

最後に、サポートしてくれた家族、frogのみんな、先生、彼氏に感謝します。





MacBookが限界きてるんだ!!!!!