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2種類の香水を作る(用途別)

オードトワレ編

「ストレス緩和」 と 「集中力UP」 


好きな香りでオードトワレを作る

※オードトワレとは香りの濃度の違いです。
濃い方から順に
パルファム
オードパルファム
オードトワレ
オーデコロン
があります。
濃度の違いはありますが、揮発性の高い香り、揮発性の低い香り
その中間の香りをバランスよくブレンドされたものです。

香りの持続時間は
パルファム5〜7時間
オードパルファム4〜6時間
オードトワレ2〜4時間
オーデコロン1〜2時間

香り選びについて

自律神経は好き・嫌い、快・不快の感情に大きく左右されるので、心地よいと
感じたものを選ぶと良いです。

ではまず

揮発性のバランスを考えながら決める

香りのノート
調香には「ノート」と呼ばれる以下のことが大事です。
トップノート  最初に感じる香り(揮発性が高い)
ミドルノート  後から感じる香り(揮発性は中間)
ベースノート  しばらくして感じる香り(揮発性が低い)

それぞれのノートから選びバランスを取ります。

「ストレス緩和」グループからトップ、ミドル、ベース
「集中力UP」グループからもトップ、ミドル、ベースを選んでください。

グループ「ストレス緩和」の香り

トップ

□ オレンジ・ビター(リラックス、スッキリどちらでも)
注:敏感肌→希釈濃度
□ プチグレン(抗アドレナリン、抗うつ、神経バランス)
□ ベルガモット(リラックス、スッキリどちらもOK)注:光毒性
□ ラヴィンツァラ(心身の疲れ、誘眠)
□ ラベンダー真正(誘眠、抗うつ)
□ リトセア(誘眠、抗うつ)注:敏感肌→希釈濃度

ミドル

□ イランイラン(神経バランス)
□ クラリセージ(リラックス、婦人科系トラブルに)
□ マジョラム(誘眠、リラックス、神経バランス、鎮静)

ベース

□ パチュリ(精神安定)
□ サンダルウッド(精神安定)
□ ベチバー(精神安定、緊張緩和)


グループ「集中力UP」の香り

トップ

□ バジル(集中したい、精神高揚)注:敏感肌→希釈濃度
□ ローレル(神経バランス調整、維持)
□ ユーカリ・ラディアタ(気分高揚、活力)

ミドル

□ サイプレス(心のリフレッシュ)注:エストロゲン様作用
□ ゼラニウム・エジプト(心身の強壮、肌引き締め)
□ ペパーミント(強壮、刺激)注:てんかん
□ ブラックスプルース(心を元気に)
□ フランキンセンス(ストレス、落ち込みに)

ベース

□ ロックローズ(副交感神経調整、不安症に)
□ ミルラ(精神高揚)
□ アトラスシダー(神経強壮、心を勇気づける)

◎選んだ精油を トップ:ミドル:ベース     トップ:ミドル:ベース

      4 : 4 : 2   or   3 : 5 : 2  

の割合でブレンドしていきます。

<レシピ>

持ち歩きやすいサイズの10mlのスプレーボトルで作ります。

1本あたりの分量
全量10mlとして、精油はその内の5%濃度にします。
精油10滴、無水エタノール9ml


容器:遮光スプレーボトル2本 
☆ガラスやポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどアルコールに強い素材の容器を使用してください。
精油は光に弱いため遮光容器をおすすめします。
遮光のボトルを売っている百円ショップもあります。


① 香りのイメージを決め、精油の滴数を考えます。


「ストレス緩和」ブレンド例
ラベンダー2滴、オレンジビター2滴、マジョラム4滴、パチュリ2滴

「集中力UP」ブレンド例
バジル3滴、ゼラニウム5滴、アトラスシダー2滴


② どの精油を入れるか決まったら、ブレンドを始めます。

ビーカーに無水エタノール9mlを計り、スプレーボトルに注ぎ入れます。

③ 分量の精油をスプレーボトルに入れます。

(精油はボトルをゆっくり傾けていくと出ます)

④ スプレーボトルの蓋を閉めてからよく振ってまぜ合わせます。
 手首にスプレーしてみて香りを確認します。
 イメージの香りに近づくように もう1〜2滴加えても良いです。

⑤ タイトル、精油名、作成日などを記入したラベルをスプレーボトルに貼ります。

もうひとつも同様に作ってみてください♪

☆すぐに使用できますが、時折ボトルを揺らすようにしながら2〜3週間置くと、より香りが熟成します。

ご使用上の注意


◎火気のない場所で使用・保管してください。
◎人に向けてスプレーしないでください。
◎ブレンドしたものはアルコールで希釈してあるため、アロマディフューザーなどで炊かないようにしてください。


※ 精油は医薬品ではありません。
また、アロマセラピーは医療行為ではありません。


<関連リンク>

アロマテラピーについて

香りと脳と自立神経の関係

精油の取り扱いについて


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