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198/1096 自分と切り離せるもの

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で198日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

198日目だ、三日坊主が200日投稿に手が届きそうだ、、これでもかというほど重症の三日坊主だったのに!!
考えてみれば、これは自分にとっての一大事だ。世にはもう何年もの間ブログを毎日更新している人たちがたくさんいる。けれど、自分にとっては200日すらも大きなことだ。元の小ささがわかるなあ・・・

最近、自分は小っさいわ、本当に小さいわ、、、と思うこと多々で、でも小さいと認めれば認めるほどに、それなのに同時にこんなに生きてしっかりと存在している・・!と、逆の感覚が浮かび上がってくる。

何かを継続するということを43歳になってからやっと学んでいる自分は、毎日続けるというだけで、まぁ~ありとあらゆる自分に出会う。たいてい駄目な自分だ、、、、それだけで、己を知るという学びになっているな・・!

とりあえず今日まで続けてみて思うのは、自分がこの毎日投稿を続けるのに最も大きな敵は、自分の睡魔と納得欲だ。眠い状態で書かなくてはならない日には、精神状態を良好に保つのにおっそろしく苦労する。それから、なにを大して心躍らないことを書いているんだ自分は!!ええい削除だ、甘ったれんな~!みたいなときが本当に大変だ。
この2つが合わさったときに、断崖絶壁はすぐそこだ。落ちたら交信、ではなく更新が途絶えてしまう。今日は書き出しが夜の7時・・・アブナイ、アブナイ・・・眠くなる前に書き終えるぞ!

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今日は、見るということ、その奥深さの探求について、わたしの好きなことを書いてみようと思う!

わたしはいつもいつも、癖のように自分を見つめている。面白くて癖になって何年にもなるからか、そうしていないときがあまりない。
そう書くと語弊もあって、自分を常に見ている自分というのは誰にでもいて、わたしがそちら側で居ることに慣れている、と言ったほうがより正確だと思う。

自分を見ているようになってから気がついたのは、本当に自分が頑張って生きているということ。ただ昼寝をしていても、掃除をサボったりしていても、何をしていても、すでにもう頑張って生きているということだった。
そう思おうとしたわけではない。見ていてそう気がついただけだ。。

自分を本当に他者のように見つめられるようになると(ちっとも難しくない)、自分をずっと見ていた視点で、いろいろ思いながら感じながら動きながら生きてきた自分に対してまるっと、

「ああ、100%、ぜんぶ仕方がなかったね」
「これまでのぜんぶが、なにもかもあれで精一杯でしたね・・!」

と思う。この感覚をちょっと言い換えてみると、「これまでのぜんぶが完璧でしたね!」という感覚だと言える。

わたしはこうなってから初めて、他者に対してもまったく同じように
「精一杯生きてこられているんだ・・・!まったく完璧なんだ」と思うようになった。それまでは恥ずかしながら、自分を三日坊主だと決めつけていたからって、他の人のことも、人生の時間を無駄にしている人がいっぱいいるんだ!と思っていた。それだけではなく、自分に対する評価を通して他者のこともいろいろ決めつけて見ていた。

たとえば目の前に「わたしはもっと変わりたい、なのにこれまで変われずにきてしまった」という人がおられるとする。そのときに、ともすると「ほらあ~、一歩を踏み出さないからあかんのじゃろう?」と思ってしまう。

それから「今『変わりたい』という思いに突き当たっているこの方のこの状態は、これまでのすべてがなければ存在しないんだから、これまでと今のぜーーんぶが必要なんだ」と思っている。これまでというのは、だから今このときにある。

わたし自身が、一歩でも違う道を選んでいたら、ここでこの文章を書いてはいない。今の自分は存在しない。たとえば、わたしは先程ひと粒のノンシュガーキャンディーを食べた。それが美味しかったために気分が変わって、そのときにふと思いついたこの内容を書こうと思った。だから、そのキャンディーがここになければこれを書いているわたしはいない。

そして、このキャンディーがここにあるためには、夫が思いついて買ってきてくれなければならなかった。では、そのことはいくつの条件に支えられているのだろう。このキャンディーを思いついた人だって、その人が生まれてから思いつくまでの間が、一歩でも違ったらこれを創り出すことができなかっただろう。それは、その人の出会った人間関係、食べてきたもの、住まい、思っていたこと、すべての出来事ぜんぶに支えられている。

では、その人のその人生がそうあるために、そのひとが着た服を作った人、出会った学校の先生、その他無限に近いすべての要素は何に支えられていたのだろう?こう考えていくと、これはやがて、全宇宙に広がるのだ。
全宇宙の全過去全今、いっぺんにぜんぶだ。
そうしてはじめて、わたしがこの記事を書いている。

わたしは、だからすべてに感謝をしましょう~などと伝えてみたいのではなくて、本当に、宇宙の一要素でも違ったら、今の自分が今のように存在し得ないと思うと、どこをどう責めてよいやらわからなくなっちまいますよね・・!と思うのだ。あの人は悪い、自分は悪くない、ということが成り立たなくなってしまう。

このことだけでも、一生に一度だけでも全身全霊でほんとうに感じるということができたら、なんと素晴らしいことかと思う。人によっては、まず「うおおおおマジか~~!!そしたらなにひとつ優劣がないことになってしまうし、なにひとつ後悔しなくちゃならんこともないし、ひゃあ~~~」という驚きを体感する。そして、その自分が新たにそこから目の前のことを見たときに、「じゃあ自分が自分であることと切り離せることとはなんだろう?」というところを感じていける。さて、改めて自分に立ち返って見てみよう。どこかに、自分と切り離せるものがあるだろうか。
このことへの深い気付きは、生きる感覚が塗り替わってしまうほどの衝撃になりうると思うのだ。

これを、思考でやらないとか、頭でやらないとか、心でやろうとか、ハートでやろうとか、体感しようとか、そういう意図やコントロールを抜いて、自然に身一つで、ゼロからやるような気持ちで自分なりに探ってやってみるのがいいと思う。

まずは考えまくってもいいし、ものに触れながら湧き上がるものを感じたっていいし、いろいろなものを心に浮かべながら目を閉じてやったっていいし、ただ見るということを通したっていい。入り口はなんでもいいから、人から聞いたやり方なんて忘れて自分で探っていく。それに、探っているときは、わたしの言うことなんかもちゃんと忘れているであろう・・!

自転車に乗る練習と同じで、補助輪をつけようが人に支えてもらおうが、転ばぬように気をつけながらそろそろとやろうが、ぶっ転びながら体当たりでやろうが、あるとき、そのときがやってきて、バランスが取れれば乗れるようになるのと同じようなものだ。頭と心と体、全身でやる。

そのとき、頭で考えまくっていた人は、それがとても高まると意思とは関係ないところでそれが引き金となって心の琴線に触れたり、感情に偏っている人はなにやらひとつひとつに感謝が湧いているうちに落雷のように理解することもある。

その瞬間をコントロールしようとせずに、もっと自分に任せて自分自身にフリーに接するほうが、やっていて面白いように思う。
自転車だって、バランスが取れるようになるその突然のときを自分では設定できないものだ。

見て、感じて、考えて、思って、触って、ぐるぐる回って、ロジカルに解こうと点のように集中して、それから自分に起こることを体験してみよう!!

というわけで、今日は自分と切り離せるもののないことを見るニュートラルな視点の入り口を経験するための、一提案であった。

それではまた、明日!!

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