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カナダで出産3 妊娠後期 日本との違いなど

現在、カナダはカルガリーに住んでいて、ふたり目を妊娠中。9カ月となりました。これまでの妊娠生活については、こちら(1)とこちら(2)の記事にまとめました。今回は、妊娠中期から後期について。日本と違うと思った点を中心に記しておきます。

初期から6カ月までは、かかりつけ医にお世話になり、ようやく7カ月に入って専門の産婦人科医に診てもらうことが叶いました。妊娠生活も残りわずか。いよいよ出産も近づいてきたと実感がわきます。

こんなに飲むのかい! サプリメント

これまでアスピリンを寝る前に飲むように言われていたのですが、担当医より、その理由が高血圧防止のためであることを教えてもらいました。第一子の出産時、高血圧で出産が早まったのを伝えたことを受けてでした。また、カナダは冬のあいだ陽にあたる時間が短いこともあってか、ビタミンDを摂取するよう言われました。もうひとつ、鉄分が不足しているので鉄剤も処方され、初期から飲んでいる葉酸サプリも加わって、毎日えらい量のサプリを飲んでいる気がします。日本の産院だと、むしろ食べ物から栄養を摂るように促されたように思うのですが、それに比べると多い印象。たしかに合理的なのかもしれません。

出産する病院に行くのは出産時のみ

出産する病院へ健診を受けるのかというと、そうではありません。おそらく、出産する病院を訪れるのは出産時が初めて。それまでは、近くのクリニックのようなところに行きます。そのため、超音波や採血など、検査する設備は整っていません。必要な場合は書類を受け取って、別の施設へ検査に向かいます。これがなかなか面倒です。日本のようにすべてがひとつになっていたらどんなにいいことか! 毎回、お腹の赤ちゃんの様子を見られるなんてなんて羨ましい。しかし、そのため毎回の健診は20分もかからずに終わります。不便ですが、回転が早いのはありがたい。待ち時間も短いです。

出産方法の決め方も合理的 計画分娩になりました

さて今回の出産でどうしようかと話し合いを重ねているのが、出産時の娘のケア。コロナ禍もあってか、出産時の立ち会いはひとりまで。娘は一緒にいられません。日本から母に来てほしいと思ったものの断念。そこで、先生に相談すると、「それなら、近所に預けられるセンターがあるから紹介するわね。出産は計画分娩にしましょう」とものの5分で解決。

最初、英語が理解できずに、眉間にシワを寄せながら一生懸命聞いていたものの、「はい」と手渡された書類を見てびっくり。「分娩日時5月6日 朝9時 病院へ」と書かれているではありませんか! は? こんな簡単にきまっちゃうの〜⁉︎ と思いつつ、娘のことを考えるとこれが一番のように思えました。ちなみに、計画分娩は英語で「induce labor」。この単語を知っていれば話は早かったのか……。

さらに、ケアセンターを教えてもらい「ここに電話して、娘さんの預ける日に予約を入れてね」とのこと。夫と話し合い、預けるかどうかは未だ考え中ですが、スケジュールは立てやすく、だれかにお願いもしやすくなりました。

出産直前の超音波検査

これまで3回行ったエコー(超音波検査)。この後、検査するかしないかは担当医師によるよう。私の担当医は、出産前の34週にもう一度確認のため検査を行うようにしていて、逆子になっているかなど、この段階で確認できそうです。産まれる前にもう一度お腹の中を見られるのはありがたい。胎動が活発なので、どんな様子なのか興味津々です。

無痛分娩はタダ 希望する場合は当日に伝えればOK!

また、第一子娘の出産ではあまり功を奏さなかった無痛分娩(うまくいきめず、結局途中で麻酔を切るはめになった)ですが、今回の出産で、もう一度チャレンジしてみようと思っています。なんせ、カナダは無痛分娩も無料。日本では、10万円ほどかかったので、こんな嬉しいことはありません。先生にそのことを伝えると、「当日、無痛にしたいって言ってくれればいいから〜」との返事。え? そんなんでいいの? 日本だとかなり前から申告が必要だったので驚きました。それだけ、柔軟に対応ができるということなのね、と理解しています。

いよいよ出産へ

出産まであとひと月半。心の準備ができていないのが正直なところ。当日の出産の流れなど、なるべくわかる範囲で頭に入れておきたいと思います。また、病院滞在期間はコロナ禍のため、赤ちゃんの体調が問題なければわずか10時間とか。日本で出産したときの至れり尽くせりとは対極にあります。出産後すぐのトイレにも助産師さんが来てくれたのに……。きっと自力だろうなぁ。どうなることやら。とひやひやしていますが、みんなそれで元気にやっているからきっと乗り越えられるはず! 以上、ざっとではありますが、報告でした。出産したら、あらためてnoteに記録しておきたいと思います。

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